使う調味料は醤油とみりんだけ。シンプルだからこそ、毎日食べたくなる野菜おかずです。料理好きでも、毎日つくっていれば、レパートリーが尽きてしまうこともあります。特に味付けは同じようにならないようにしたいけど、あまり複雑なのは面倒……。そんなお悩みを料理研究家の重信初江先生が解決!シンプルかつおいしい定番おかずをご紹介します。
地三鮮(ディーサンシェン)とは中国・東北部の家庭料理です。素朴な材料なのに、食べ飽きないおいしさが魅力。その時々のおいしい旬野菜を使ってつくってみてください。
じゃがいも | 小2個(250g) |
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なす | 3本 |
ピーマン | 2個 |
にんにく | 1片分(みじん切り) |
サラダ油 | 大さじ3 |
胡麻油 | 小さじ1 |
A | |
・ 醤油 | 大さじ1と1/2 |
・ みりん | 大さじ1と1/2 |
じゃがいもは洗ってラップに包み、600Wの電子レンジで2分、上下を返して2分加熱し、皮つきのまま放射状に8等分に切る。なすは乱切り、ピーマンは2cm四方に切る。
フライパンにサラダ油を入れて熱し、なすを入れる。強めの中火で2分ほど炒めたら、じゃがいもを入れてさらに2分ほど炒める。フライパンの油を大さじ1/2くらい残してキッチンペーパーで吸い取る。
2に、にんにくを入れて軽く炒め、ピーマンとAを加えて、強めの中火で手早く炒め合わせる。仕上げに胡麻油を回しかけて、火を止める。
調理師専門学校の助手、料理研究家のアシスタントを経て、独立。おなじみの家庭料理から、旅行先で覚えた海外の味まで手がける実力派で、再現性の高い確かなレシピが人気。雑誌、テレビ、イベントなどで幅広く活躍中。著者に『Tsukemono cook book 漬けものレシピ』『Sushi cook book すしレシピ 』(ともに朝日新聞出版)、『おうちで深夜食堂』(共著/小学館)など多数。
文:椙下晴子 写真:鈴木泰介
※この記事の内容はプレジデントムック四季dancyu「夏の台所。」に掲載したものです。