中華鍋の底に油をため、その中に卵液を流し入れます。モコモコと卵がふくらんだら、ふわふわの炒り卵の完成です。そのまま食べてよし、炒めものの具にしてよし。極上の卵チャーハンも、サラダも炒めものも、ふんわり炒り卵の賜物です。中華鍋は炒める、揚げるはお手のもの、加えて燻(いぶ)すもできる万能調理器具!そんな中華鍋だからつくれるダイナミックな料理を、料理研究家の大庭英子さんに習いました。
ふんわり大ぶりな炒り卵は存在感も大。サラダの具としても大活躍。オリーブオイルでつくればイタリアンテイストに仕上がります。
★ 炒り卵 | |
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・ 卵 | 3個 |
・ 塩 | 少々 |
・ オリーブオイル | 大さじ2 |
アボカド | 小1個 |
レモン汁 | 大さじ1/2 |
ミニトマト | 6個 |
イタリアンパセリ | 適量 |
フレンチドレッシング | 大さじ3~4 |
ボウルに卵を割りほぐし、塩を加えて混ぜる。中華鍋にオリーブオイルを中火で熱し、卵液を入れてレードルで大きくかき混ぜ、火が通ったらボウルに取り出す。
アボカドは縦半分に切って種を取り、皮をむく。さらに縦半分に切って幅1cmに切り、レモン汁をふる。ミニトマトはへたを取って横半分に切る。イタリアンパセリは葉をちぎる。
①にアボカド、トマト、イタリアンパセリを入れてドレッシングを加え、混ぜて器に盛る。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ
※この記事は四季dancyu「夏の台所。」に掲載したものです。