ワインに合う夜のチーズつまみ
チーズの芳醇な香りと旨味が滲み出る"小海老のクラフティ"

チーズの芳醇な香りと旨味が滲み出る"小海老のクラフティ"

乳製品をたっぷり使ったリッチな味わいの一品です。5日ほど日持ちするので、夜のおやつとして常備しても。ワインにとってチーズは最高の供。そのまま皿に盛るだけでもいいけれど、それでは何だか寂しい夜も。いつものチーズに手を加えて、家飲みがますます楽しくなる珠玉のおつまみレシピをご紹介!

“小海老のクラフティ”のつくり方

しっとりした生地から、ナッツに似たエメンタールの旨味がじわりと滲み出る贅沢な一品。冷蔵庫で5日間ほど保存できるので、夜中にこっそりつまみたいときに重宝しそう。

エメンタールチーズ

材料材料 (8×22×深さ7cmのパウンドケーキ型1台分)

エメンタールチーズ75g
A
・ バター25g(無塩/常温に戻す)
・ ブラウンシュガー2.5g(小さじ1/2)
・ 塩5g(小さじ1弱)
・ 白胡椒適量
B
・ 卵1と1/2個
・ アーモンドプードル50g
C
・ 薄力粉90g
・ ベーキングパウダー6g
生クリーム200ml
小海老75g(むき海老)
スモークサーモン75g
エシャロット3個
万能ねぎ1/2束(50g)

1生地をつくる

ボウルにAを入れ、ハンドミキサーかホイッパーで混ぜる。クリーム状になったらBを加える。よく混ざったら、ふるって合わせておいたC、生クリームを加える。ダマがなくなるまで混ぜ、たっぷりと空気を含んだふわふわの生地に仕上げる。

2具材の下ごしらえ

海老はオリーブオイル(分量外)をひいたフライパンで1分ほど炒める(冷凍海老の場合は解凍後に炒める)。エメンタールチーズは、チーズおろし器やスライサーで細くおろす。スモークサーモンは一口大、エシャロットはみじん切り、万能ねぎは斜め切りにする。

3焼く

1 と2 を混ぜてバターを塗った型に詰め、200℃に熱したオーブンで30分ほど焼く。

完成

教える人

阿部剛さん「ビーノ」オーナーシェフ

阿部剛さん「ビーノ」オーナーシェフ

2009年ワインに合う惣菜店を開いた後、2012年ワインと野菜料理とパンが楽しめるワインバーにリニューアル。満月とその前日は立ち飲みスタイルの“満月ワインバー”として営業。ワイン好きのメッカとして人気を博している。

文:安井洋子 写真:日置武晴

※この記事はdancyu2013年12月号に掲載したものです。

安井 洋子

安井 洋子

九十九里生まれ。東京に住んでみたけれど、海が恋しくなって葉山に移住。雑誌やウェブに食まわりの記事を執筆する。息抜きは、ナチュラルワイン好きの聖地・鎌倉でのひとり飲み。