味つけサバ缶が主役の、がっつり骨太料理をご紹介します。材料に表記した醤油味、味噌味の使い分けは目安にして、臨機応変、お好きな味つきサバ缶を自由に使ってつくってみてください!
昨今、大人気のサバ缶には、水煮のほかに醤油と味噌の味つけ缶があるのはご存じのとおり。ここでおすすめしたいのが、この味つけサバ缶だ。
1、調味料で身がほどよく締まっているから、炒めたり揚げたりしても身がグズグズにならない。
2、調味料効果でサバの生臭みがない。
3、さらに、サバにしっかりしみ込んでいる味を利用すれば、調味いらずで手間いらず。
スパイスやハーブなど、ポイントになる風味をプラスするだけで、簡単に深い味わいをゲットできる。
サバ缶 | 1缶(190g入り(醤油味)) |
---|---|
なす | 3個 |
玉ねぎ | 1/2個分(みじん切り) |
にんにく | 小1片分(みじん切り) |
赤唐辛子 | 1本 |
サラダ油 | 大さじ3 |
カレー粉 | 大さじ1と1/2 |
酒 | 大さじ2 |
醤油 | 小さじ1 |
温かいご飯 | 適量 |
パセリ | 少々(みじん切り) |
なすはへたを切り、縦4等分に切り、長さ2cmに切る。
フライパンにサラダ油大さじ2を熱してなすを入れ、中火で炒める。全体に油が回ったら蓋をして、途中全体を混ぜながら、やわらかくなるまで3~4分蒸し焼きにして取り出す。
フライパンをさっと洗って水気を拭き、サラダ油大さじ1を足して玉ねぎ、にんにく、赤唐辛子を入れて弱めの中火でしんなりするまで炒める。
サバ缶を缶汁ごと加えて炒め、カレー粉をふり入れて炒め、なすを戻し入れて全体を混ぜる。
酒をふり、醤油を加えて蓋をして弱火で4~5分煮る。器に温かいご飯を盛ってパセリをふり、カレーをかける。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事は「技あり!dancyu缶詰」に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ