骨太サバ缶おかず
ピリリと辛味を効かせた"サバ缶じゃじゃ麺"

ピリリと辛味を効かせた"サバ缶じゃじゃ麺"

盛岡の郷土料理、じゃじゃ麺をサバと中華麺でアレンジした一品です。甘めの肉味噌は味つけサバ缶におまかせして、ラー油でピリリと刺激的に仕上げました。材料に表記した醤油味、味噌味の使い分けは目安にして、臨機応変、お好きな味つきサバ缶を自由に使ってつくってみてください!

“サバのじゃじゃ麺”のつくり方

本場どおりにうどんでつくるのもお薦め。紹介している「肉味噌」は、麺だけでなく、白いご飯にも、冷奴にも、サラダにもよく合う万能選手。

材料材料 (2~3人分)

★ 肉味噌
・ サバ缶(味噌味)1缶(190g)
・ 胡麻油大さじ1
・ にんにく小さじ1(みじん切り)
・ 長ねぎ大さじ2(みじん切り)
・ 酒大さじ1
中華生麺2人分
胡麻油大さじ1/2
もやし100g
少々(もやし用)
少々(もやし用)
きゅうり1本
長ねぎ少々(斜めせん切り)
ラー油適量

1肉味噌をつくる

小鍋に胡麻油を弱火で熱し、にんにく、ねぎを入れて香りよく炒める。サバ缶を缶汁ごと加えてくずしながら炒め、酒をふり入れ、蓋をして弱火で3~4分煮る。

2もやしをゆでる

もやしはできればひげ根を取り、塩、酢を入れたたっぷりの熱湯で30秒ほどゆで、ザルにあげて冷ます。

3きゅうりをカットする

きゅうりは長さ4cmのせん切りにする。ねぎは冷水にさらしてパリッとさせる。

4仕上げ

中華麺を表示時間ゆでてザルにあげ、冷水で洗って水気をよくきり、ボウルに入れる。胡麻油を加えて全体を混ぜて器に盛り、もやし、きゅうり、肉味噌、ねぎをのせ、ラー油をふる。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

※この記事は「技あり!dancyu缶詰」に掲載したものです。

技あり!dancyu缶詰
技あり!dancyu缶詰
A4変型 判( 112 頁)
ISBN: 9784833479189
2020年10月13日発売 / 880円(税込)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。