dancyu本誌の連載「丸山隆平の美味しいってなんだろう?」は、丸山さんの「“もてメシ”を覚えたい」という願いをかなえるため、小串貴昌シェフのイタリアンで料理修業をすることに。今回のテーマは“セロリのサラダ”と“セルバチコのサラダ”です。
「イタリアでは、サラダにドレッシングをかけて食べることはないんです。家庭でもレストランでも、ベースとなるオイル、酢、塩を自分好みの分量混ぜ合わせたものを葉物に絡めて食べるのが一般的です」と小串シェフ。イタリアでは小さなころから、自分の好きな味磨きを欠かさないのだ。
分量が大切なレシピもあるが、まず自分の適量を知ることも大切。今回は、毎日つくれる簡単なサラダのレシピを2品習った丸山さん。このサラダがパパッとつくれるころには、“もてメシ”修業も終盤に?
セロリ | 2本(茎) |
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アンチョビ | 3~4本 |
オリーブオイル | 適宜 |
レモン | 1/4個 |
塩 | 適宜 |
イタリアンパセリ | 適宜 |
にんにく | 1片 |
セロリの筋をピーラーで取り、3~4cmの長さに切りそろえる。
ベジタブルカッターを使って、セロリを細切りにする。カッターがない場合は、包丁でセロリの繊維を断ち切らないように回しながら細切りにする。細切りにしたセロリはレモン水に15~20分ほど放つ。こうすることでセロリの色止めになるのと、セロリがクルンとカールする。
にんにくを半分に切り、断面をボウルにこすりつけ、香りを移す。そのボウルにアンチョビ、オリーブオイル、レモン汁を加え、フォークなどで潰しながら混ぜる。アンチョビのつぶし具合はお好みで。大きなままでも食べたときのアクセントになり美味しい。
②のセロリの水を切る。③のボウルに刻んだイタリアンパセリを適宜加え、水を切ったセロリを2つかみほど加えて和える。
皿に盛り、レモンを添えて完成。
セルバチコ | 2つかみ |
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アップルビネガー | 適宜 |
塩 | 適宜 |
パルメジャーノチーズ | 適宜 |
ボウルにセルバチコ(ワイルドルッコラとも呼ばれるハーブで、ルッコラに似た胡麻のような香りと、ピリッとした辛味がある)を2つかみ入れる。
今回は少し甘味のあるアップルビネガーを3振りし、塩をひとつまみいれ適宜和える。(ビネガーは赤ワインビネガーなど好みのビネガーを使う)。
皿に盛り、パルメジャーノチーズを適宜かける。
写真:今津聡子 構成:編集部