あさりの煮汁で炊いたご飯に、生のせりをたっぷり混ぜ込んだ炊き込みご飯。春の旨味と香りがたっぷりと詰まった一品です。そろそろ皆で乾杯!といきたい春の気候ですが、まだまだ慎重な日々が続きますね。そんな時は、家呑みを充実させませんか?過去に4日間連続で「家呑みの会」を開催したことがあるという家呑みの達人・ツレヅレハナコさんに、お酒が最高に美味しく飲める品々を教えてもらいました。
ご飯はテーブルにそのまま運べる土鍋でつくるのがお薦め。具は春の貝や野菜を組み合わせて、季節感を出して。
米 | 3合 |
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あさり | 800g |
生姜 | 1片分(せん切り) |
醤油 | 大さじ3 |
味醂 | 大さじ2 |
せり | 1/2束(みじん切り) |
米はといでザルにあげ、30分ほどおく。
鍋にあさりと水4カップ、醤油、味醂を入れて中火にかけて蓋をし、殻が開くまで蒸し煮にする。粗熱が取れたら殻から身をはずす。
煮汁をザルでこして540ml(米と同量)をとっておく。
土鍋に米、煮汁、生姜を入れて蓋をして中火にかけ、ふつふつしてきたら弱火にして10分ほど炊く。
あさりの身をのせて10分ほど蒸らし、仕上げにせりをたっぷりのせる。食べる直前に全体をよく混ぜ合わせる。
東京都在住。1976年生まれ。寝ても覚めても、おいしい料理とお酒のことばかり考えている編集者。現在は、料理やエッセイの仕事が中心に。著書に『ツレヅレハナコの薬味づくしおつまみ帖』(PHP研究所)、『ツレヅレハナコの食いしん坊な台所』(洋泉社)など。
文:瀬川慧 写真:神林環
※この記事は四季dancyu「春の定番。」に掲載したものです。