豆腐を水切りせず使って、ふわふわ食感に仕上げます。旬のたけのこが山椒の風味と相性抜群。そろそろ皆で乾杯!といきたい春の気候ですが、まだまだ慎重な日々が続きますね。そんな時は、家呑みを充実させませんか?過去に4日間連続で「家呑みの会」を開催したことがあるという家呑みの達人・ツレヅレハナコさんに、お酒が最高に美味しく飲める品々を教えてもらいました。
フライパンで甘辛いたれをからめ、おいしそうな照り焼きにして、小さめの小判形にして焼くことで、手が伸びやすくなる一品です。豆腐入りの鶏挽き肉のたねに混ぜ込んだ、春のたけのこの食感が楽しい。冷めてもふんわりやわらかだから、子供やお年寄りにも喜ばれそう。平皿に山積みにして盛り、粉山椒と木の芽を。
鶏挽き肉 | 400g |
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たけのこ | 100g(水煮) |
豆腐 | 1/2丁(135g) |
A | |
・ 長ねぎ | 1/3本分(みじん切り) |
・ 生姜 | 1片分(すりおろし) |
・ 片栗粉 | 大さじ2 |
・ 塩 | 小さじ1/2 |
サラダ油 | 大さじ1 |
B | |
・ 酒 | 大さじ2 |
・ 醤油 | 大さじ2 |
・ 味醂 | 大さじ2 |
粉山椒 | 適量 |
木の芽 | 適量 |
たけのこは粗いみじん切りにする。
ボウルに鶏肉、たけのこ、手でくずした豆腐(水切りしない)、Aを入れて手でよく練り混ぜる。
フライパンに油を入れて中火で熱し、小さめの小判形にしたたねを並べ入れる。蓋をして片面を2分ほど焼き、焼き色がついたら上下を返して、さらに約3分焼く。
さらに、その中にBを加え、汁気がなくなるまで煮からめる。器に盛り、木の芽を添えて粉山椒をふる。
東京都在住。1976年生まれ。寝ても覚めても、おいしい料理とお酒のことばかり考えている編集者。現在は、料理やエッセイの仕事が中心に。著書に『ツレヅレハナコの薬味づくしおつまみ帖』(PHP研究所)、『ツレヅレハナコの食いしん坊な台所』(洋泉社)など。
文:瀬川 慧 写真:神林 環
この記事は四季dancyu「春の定番。」に掲載したものです。