タイの定番サラダ“ソムタム“のような、甘くて辛くてすっぱくて、ミントや香草の香りが美味しい爽やかなサラダです。ほぐさずにしっかり焼き付けた挽き肉の入った、食べ応え抜群の一皿です。豚挽き肉とスパイスの組み合わせが大好き。スパイスの香りが挽き肉の旨味と脂と合わさって複雑で魅惑的なおいしさになるんです」と語るのは料理家の小堀紀代美さん。大盛りで食べても飽き足らず、もっと食べたい気持ちになる。そんなエスニックの新定番をご紹介!
タイやラオスではポピュラーな豚肉を使ったサラダで、煎って砕いた米を調味料として使うのが特徴。本来はかたまり肉を刻んで使うが、ここでは挽き肉をほぐさずに焼いて使う。挽き肉の香ばしさと煎り米の取り合わせが日本人の口に合う。
豚挽き肉 | 150g |
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オリーブオイル | 小さじ1 |
胡椒 | 少々 |
★ たれ | |
・ ライムまたはレモンの搾り汁 | 大さじ2 |
・ ナムプラー | 大さじ1 |
・ 粉唐辛子 | 小さじ1/2 |
・ 砂糖 | 小さじ1/4 |
・ にんにく | 少々(すりおろし) |
・ 生姜 | 少々(すりおろし) |
赤玉ねぎ | 1/8個 |
小ねぎ | 1~2本 |
ミント | 1パック |
香菜 | 1株 |
★ 煎り米 | (つくりやすい分量) |
・ もち米 | 1/4カップ |
・ こぶみかんの葉 | 1枚(あれば) |
キャベツ | 適量(大きめに切る) |
フライパンにもち米を入れて中火で香ばしく煎り、こぶみかんの葉を加えてさらに煎る。冷まして、すり鉢に入れて砕く。
挽き肉は表面の水分をキッチンペーパーで拭く。フライパンを中火にかけ、オリーブオイルと挽き肉を入れて広げ、触らずに焼き、脂が出てきたらキッチンペーパーで拭う。焼き色がついたらフライ返しで返して中まで火を通し、胡椒をふり、適当に切り分ける。水大さじ2を加えてフライパンに焼きついた旨味をこそげ取り、水分をとばす。
ボウルに2を入れ、たれの材料を混ぜ合わせて加え、煎り米大さじ2~3を入れて混ぜる。4~5分おいて味をなじませる。
赤玉ねぎは薄切り、小ねぎは小口切り、ミントは葉を摘む。香菜は下半分の茎と根はみじん切り、残りはざく切りにする。3に加えてさっと混ぜる。
器に盛り、キャベツを添える。キャベツに包んで食べるとよい。
「旅先で出合った味をヒントにオリジナルレシピをつくることが多い」と言う小堀さんの豚挽き肉料理は、スパイス使いが見事。といっても難しいことは抜き。どれもご飯に合う、毎日食べたいものばかり。
文:松原京子 写真:邑口京一郎
この記事は「技あり!dancyu豚肉料理」に掲載したものです。