小堀紀代美さんの魅惑の香り漂う挽き肉料理
清涼感ある爽やかな味わい"生姜とりんごの春巻き"

清涼感ある爽やかな味わい"生姜とりんごの春巻き"

生姜の清涼感とりんごの甘味が挽き肉と合わさり、ワインにぴったりのおつまみの完成です!豚挽き肉とスパイスの組み合わせが大好き。スパイスの香りが挽き肉の旨味と脂と合わさって複雑で魅惑的なおいしさになるんです」と語るのは料理家の小堀紀代美さん。大盛りで食べても飽き足らず、もっと食べたい気持ちになる。そんなエスニックの新定番をご紹介!

“生姜とりんごの春巻き”のつくり方

スパイス入りの肉だね、清涼感のある生姜の香り、りんごのフルーティな甘さ、このバランスが絶妙。長く揚げると生姜が油を吸いすぎてしまうので、時間の目安は3分。ミントをつまみながら食べるのが、おすすめの新スタイルだ。

材料材料 (2~3人分)

★ 肉だね
・ 豚挽き肉200g
・ クミンシード小さじ1と1/2
・ シナモンパウダー小さじ1/2
・ 胡麻油小さじ1
・ 卵1個
・ 塩小さじ1/2
・ 粗挽き黒胡椒適量
新生姜150g(または生姜)
りんご1/3個
春巻きの皮10枚
水溶き小麦粉適量
揚げ油適量
ミント1パック

1肉だねをつくる

挽き肉は表面の水分をキッチンペーパーで拭く。ボウルに肉だねのすべての材料を入れ、粘り気が出るまでゴムベラでよく混ぜ合わせる。

2生姜、りんごをカットする

新生姜は皮をむいて幅5mm、長さ6~7cmのスティック状に切る。りんごは皮つきのまま生姜と同じくらいの大きさのスティック状に切る。

3包む

春巻きの皮に1の肉だねの1~10量を薄くのばしてのせ、新生姜とりんごをのせ、巻き終わりの部分に水溶き小麦粉を塗り、手前から細長く巻いていく。巻き終わりはしっかりと留める。

包む
春巻きの皮の真ん中より少し手前に肉だね、新生姜とりんごをのせて巻く。生姜とりんごはスティック状に切って、食感も楽しめるように。

4揚げる

揚げ油を中温に熱し、3を入れ、きつね色にパリッとなるまで3分ほど揚げる。

5皿に盛る

器に盛り、ミントを添える。

完成

教える人

小堀紀代実 料理家

小堀紀代実 料理家

「旅先で出合った味をヒントにオリジナルレシピをつくることが多い」と言う小堀さんの豚挽き肉料理は、スパイス使いが見事。といっても難しいことは抜き。どれもご飯に合う、毎日食べたいものばかり。

文:松原京子 写真:邑口京一郎

この記事は「技あり!dancyu豚肉料理」に掲載したものです。

技あり!dancyu豚肉料理
技あり!dancyu豚肉料理
A4変型 判( 112 頁)
ISBN: 9784833479837
2021年02月17日発売 / 880円(税込)
松原 京子

松原 京子 (フードエディター&ライター)

食をメインとした雑誌や料理の書籍などで企画・編集・執筆を手がける。この業界に入って早うん十年、やれ試食だ試作だ、新しい店ができたんだって、この店の味は残さなきゃ、と外食を続けているうちに体重が増え続け、20代の頃の倍の重さに!(本当に倍の数字です)。一口じゃおいしさなんてわからない、全部食べてこそ真意がわかると思っている。家では真っ当な調味料と安全な食材でつくるシンプルな料理を心がける。