ロシアの定番スープといえば、キャベツの漬物を使った酸味が美味しいスープです。漬け具合によって変化していく味わいを楽しめます。「現地に行って、自分の目で見て味わいたい!」好奇心をかき立てられた荻野さんが、ロシアで教わった家庭料理をご紹介します。
キャベツの漬物は、そのまま箸休め的に食べてもおいしい。このスープは、これさえあれば何もいらないといわれるほど、ロシア人にとって大切な料理のひとつ。漬かり具合で徐々に変化していく味わいを楽しめます。
キャベツ、にんじん、トマト、玉ねぎなど | 合わせて500g |
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A | |
・ 砂糖…… | 小さじ1 |
・ 酢 | 小さじ1 |
・ 塩 | 大さじ1 |
・ 水 | 3カップ |
※今回はキャベツ350g、にんじん、トマト、玉ねぎ各50gでつくったもの。キャベツを主体に好みの割合でつくるとよい。
キャベツ、にんじん、玉ねぎは太めのせん切り、トマトは食べやすい大きさに切り、煮沸消毒した保存瓶に詰める。
ボウルにAを入れてよく混ぜて溶かし、保存瓶に注ぐ。瓶の蓋を完全に閉めないようにして、常温におく。2~3日後から漬物として食べられる。さらにおくと乳酸発酵して漬け汁が白っぽくなってくる。一カ月くらいで食べきる。
A | |
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・ キャベツの漬物 | 1カップ(野菜のみ) |
・ キャベツの漬物の汁 | 100ml |
・ ベーコン | 80g(スライスを幅1cmに切る) |
・ ローリエ | 1枚 |
・ 水…… | 2カップ |
塩 | 小さじ1 |
胡椒 | 適量 |
にんにく | 1片分(すりおろし) |
ディル | 適量(みじん切り) |
サワークリーム | 適量 |
鍋にAをすべて入れて中火にかけ、沸いたら火を弱めて10分ほど煮る。
塩、胡椒で味をととのえ、にんにくとディルを入れて火を止める。
器に盛り、サワークリームとディルを添える。
サロン・ド・キュイジーヌ主宰。世界各国の郷土料理を実際に現地で食べ、つくり、体験するのがライフワーク。特にロシア料理、食文化に造詣が深い。テレビ出演や著書も多数。
文:鹿野真砂美 写真:宗田育子
この記事は「四季dancyu 冬の台所」に掲載したものです。