荻野恭子さんの冬のロシア家庭料理
にんにくがピリッと効いた"にんじんのサラダ"

にんにくがピリッと効いた"にんじんのサラダ"

さっとつくれる簡単サラダですが、クルミの香ばしさやにんにくの風味を効かせると、飽きない味わいになります。「現地に行って、自分の目で見て味わいたい!」好奇心をかき立てられた荻野さんが、ロシアで教わった家庭料理をご紹介します。

“にんじんのサラダ”のつくり方

ロシアで、何か一品足りない!というときによくつくられるサラダ。簡単ながら、クルミの香ばしさや、にんにくのピリッとした風味がアクセントになっています。マヨネーズの代わりにサワークリームを混ぜてもおいしい。

材料材料 (2人分)

にんじん1本
にんにく1/2片分(すりおろし)
少々
マヨネーズ大さじ2~2と1/2
クルミ適量(から炒りしたもの)
ディル適量

1にんじんをカットする

にんじんはスライサーでせん切りにし、塩をからめてしんなりとしたら、にんにく、マヨネーズを入れて混ぜる。

2仕上げ

1を器に盛り、マヨネーズ(分量外)をのせ、クルミとディルを散らす。

完成
ゆでて甘酢に漬けておいたビーツがあれば、器に盛りつけてサワークリームを添えるだけで1品出来上がり。ビーツのほっくりとした素朴な甘さとやさしい酸味に、サワークリームのコクが合わさります。紅白の見た目も美しい。

教える人

荻野恭子 料理研究家

荻野恭子 料理研究家

サロン・ド・キュイジーヌ主宰。世界各国の郷土料理を実際に現地で食べ、つくり、体験するのがライフワーク。特にロシア料理、食文化に造詣が深い。テレビ出演や著書も多数。

文:鹿野真砂美 写真:宗田育子

この記事は「四季dancyu 冬の台所」に掲載したものです。

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鹿野 真砂美

鹿野 真砂美 (ライター)

1969年東京下町生まれ。酒と食を中心に執筆するフリーライター。かつて「dancyu」本誌の編集部にも6年ほど在籍。現在は雑誌のほか、シェフや料理研究家のレシピ本の編集、執筆に携わる。料理は食べることと同じくらい、つくるのも好き。江戸前の海苔漁師だった祖父と料理上手な祖母、小料理屋を営んでいた両親のもと大きく育てられ、今は肉シェフと呼ばれるオットに肥育されながら、まだまだすくすく成長中。