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鍋に敷く昆布は、「日本酒と愉しむお家ごはん④」の鯛の昆布じめで使った昆布を再利用してもよし。鯛の旨味がしみ出て、百合根と柚子のシンプルな炊き込みご飯に奥行きが出ます。春はあさりとうど、秋はれんこんと秋刀魚など、季節ごとに素材を変えて。
| もち米 | 2合 | 
|---|---|
| うるち米 | 1合 | 
| 百合根 | 2個 | 
| 昆布 | 1枚(5cm角) | 
| 生姜 | 1片分(せん切り) | 
| 柚子の皮 | 適量 | 
| A | |
| ・ 酒 | 大さじ1 | 
| ・ 塩 | 小さじ1 | 
| ・ 水 | 500ml | 
もち米は洗い、かぶるくらいの水に3時間浸す。うるち米は洗って、ザルにあげる。
百合根は根を切り落とし、洗いながら1片ずつはがして水気をしっかりときる。
土鍋にまず昆布を敷き、1と2、生姜、Aを入れて蓋をして強火にかける。

3が煮立ったら弱火にしてそのまま20分炊く。最後に15秒強火にかけたら火を止め、15分蒸らす。
柚子の皮は細切りにし、水にさらして水気をきってから5に散らす。



グラフィックデザイナーを経て料理研究家に。料理教室を開いていた祖母から伝えられた手料理や保存食を、忙しい現代人でもつくりやすくアレンジしたレシピが人気。著書に『料理家ワタナベマキが家族のために作るごはん』(主婦と生活社)など多数。

文:吉田彩乃 写真:田村昌裕
※この記事は四季dancyu「冬の台所。」に掲載したものです。