最近人気の台湾スイーツ“豆花(トウファ)”、実はお家でつくることができます!温かいデザートなので、寒い日の朝にもお薦めです。人気料理研究家のワタナベマキさんに簡単“豆花”を習いました!
豆乳だけでつくるとさっぱりとした印象になる豆も、ゆでた大豆とミ ックスすることで冬にぴったりの重厚感のある仕上がりに。温度が上が っても溶けにくいアガーを使い、温かいデザートとして愉しみます。
大豆 | 80g |
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豆乳 | 適量 |
アガー | 10g(*) |
A | |
・ 生姜 | 3片分(皮つきのまま薄切り) |
・ てん菜糖 | 80g |
・ 水 | 600ml |
エディブル・フラワー | 適宜 |
*アガーは海藻やマメ科の種子からできているゼリーの素。やわらかく、もっちりとした弾力のある仕上がりになる。常温でも固まり、温かくても溶けにくいのが特徴。今回の豆花も冷たくして食べるならアガーをゼラチンに替えても可。
大豆はかぶるくらいの水に一晩浸してもどす。
1を圧力鍋に入れ、かぶるくらいの水を加えて蓋をして強火にかける。蒸気が上がったら15分煮て、圧力を下げ大豆が手でつぶせるくらいになるまでゆでる。
粗熱が取れたらゆで汁ごとミキサ ーなどに移してなめらかになるまで撹拌し、ザルでこす。
3に豆乳を加えて全体を500mlにしたら、鍋に入れ、そこにアガーを少しずつ加えてダマにならないように混ぜる。
鍋を弱めの中火にかけ、煮立ったら火を止めてボウルか密閉容器に入れて固める。
固まった5を器に盛りつける。
別の鍋にAを入れて弱めの中火にかけ、煮立ったらアクを取り弱火で約15分煮る。その汁を温かいまま6にかけていただく。エディブル・フラワーがあれば添えて。
グラフィックデザイナーを経て料理研究家に。料理教室を開いていた祖母から伝えられた手料理や保存食を、忙しい現代人でもつくりやすくアレンジしたレシピが人気。著書に『料理家ワタナベマキが家族のために作るごはん』(主婦と生活社)など多数。
文:吉田彩乃 写真:田村昌裕
※この記事は四季dancyu「冬の台所。」に掲載したものです。