食欲を刺激する秋の食材レシピ
すだちの香りのなめらかな"豆腐レアチーズケーキ"

すだちの香りのなめらかな"豆腐レアチーズケーキ"

すだちを輪切りにして漬けておいたすだちシロップを使ったケーキをご紹介します。豆腐1丁を使ったヘルシーなケーキは秋の香りたっぷりです。

すだちシロップ
すだちシロップのつくり方は「簡単でおいしい、すだちシロップのつくり方」でご紹介していますので、ぜひご参照ください。

すだちの香りの豆腐レアチーズケーキのつくり方

材料材料 (つくりやすい分量)

クリームチーズ200g
豆腐1丁(絹ごし(300g))
グラニュー糖大さじ5(50g)
レモン汁大さじ2~3
ゼラチン5g
ゼラチンを湿らせる湯大さじ3
すだちシロップ適量
すだちの皮のすりおろし適量

1下準備

クリームチーズは室温で柔らかくしておく。急ぎの場合は 耐熱皿に置き、電子レンジ弱でラップをせずに1分ほど加熱するとよい。

2チーズとグラニュー糖を混ぜる

フードプロセッサーにクリームチーズとグラニュー糖を入れてなめらかになるまで撹拌し、豆腐とレモン汁も加えてなめらかになるまで混ぜ合わせ、ボウルに取り出す。

3ゼラチンをふやかす

ゼラチンに湯(80℃程度)を加えてしっかりと溶かす。粗熱が取れたら2を大さじ3程度加えて手早く混ぜ合わせてよくなじませてから、2のボウルに加え、泡立て器でよく混ぜ合わせて完全になじませる。

4冷やし固める

ガラスの器など好みの器に注ぎ入れてラップをし、冷蔵庫で3時間以上冷やし固める。

5すだちの皮とシロップをかける

食べるときに上からすだちの皮をたっぷりすりおろし、スプーンなどですくって器に盛り分け、すだちシロップを適量かける。

完成
豆腐が1丁丸ごと入っているから軽い口あたり。びっくりするほどなめらかです。すだちシロップのすだちスライスも一緒に食べると、よりすだちの味が際立ちます。皮もぜひたっぷりすりおろして香りよく。

教える人

植松 良枝 料理家

植松 良枝 料理研究家

料理教室「日々の飯事」主宰。自宅近くに畑を持ち、種まきから収穫まで野菜づくりを楽しんでいる。野菜の力を生かした料理は、ナチュラルで食べ手の舌を満足させてくれる。季節の移り変わりを敏感に察知し、料理のコラボレーションの提案や数々のイベント企画など、多岐にわたる活動に映し出す。近著に「春夏秋冬 ふだんのもてなし」。

※この記事の内容は、「四季dancyu 秋のキッチン」に掲載したものです。

文:中村裕子 撮影:野口健志

四季dancyu「秋のキッチン」
四季dancyu「秋のキッチン」
A4変型判(120頁)
2020年9月11日発売/1,000円(税抜き)
中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。