レサワ最強つまみ列伝
レモンサワーが無限に進むにんにくと生姜が効いた"山賊焼き"と"青海苔ポテサラ"

レモンサワーが無限に進むにんにくと生姜が効いた"山賊焼き"と"青海苔ポテサラ"

自宅でも思う存分レサワを楽しみたい。そんな家飲み派のために、王道の揚げ物や炒め物に、和テイストなひねりを利かせた最強つまみをご紹介します!

レサワにビシッとハマるつまみ

今日は家飲み。天気もいいし、気分はスカッとレモンサワーで決めたい。ときたら、つまみは何つくろう。せっかくだから、これだよ!とピンとくるものを断固つくりたい。出来たてをつまみながらレサワをクーッとやって「おっ、これレサワがめちゃ進む」って自画自賛したり、「わー、これ合うね!」と誰かに褒められちゃうようなものがいい。

でも、実際レサワにビシッとくるつまみってどんなもの?そんな迷えるレサワ市民を美味しく救ってくれるのが、つまみ界のファンタジスタ、料理ユニットつむぎやの金子健一さんとマツーラユタカさん。男っぽくパンチがありつつも、和のマインドを忘れない二人のつまみは、普通の素材で普通じゃないものを生むポップさがまたレサワを誘う!

山賊焼き香味タルタル添えのつくり方

材料材料 (2人分)

鶏もも肉1枚(約250~300g)
A
・ にんにく1片(すりおろす)
・ 生姜1片(すりおろす)
・ 酒大さじ2
・ 味醂大さじ2
・ 塩麹大さじ2
・ 醤油大さじ1
・ 胡麻油大さじ1
片栗粉適量
揚げ油適量
★ 香味タルタル
・ 玉ねぎ1/8個
・ みょうが1個
・ 大葉3枚
・ ゆで卵2個
・ マヨネーズ大さじ2
・ きび砂糖小さじ1/2
・ 塩小さじ1/3
・ 粗挽き黒胡椒少々
★ 青海苔ポテサラ
・ 新じゃが小5個(普通のじゃがいもなら2個)
・ 味噌大さじ1
・ オリーブオイル大さじ1
・ マヨネーズ大さじ1
・ 青海苔大さじ1/2
・ 塩適宜
・ 粗挽き黒胡椒適宜

1青海苔ポテサラをつくる

新じゃがを蒸し、食べやすい大きさに切る(普通のじゃがいもは皮をむく)。小鍋に入れ、とろ火にかけながら新じゃがの水分をとばしつつ、味噌とオリーブオイルを加えて和える。さらにマヨネーズを加える。火を止めて青海苔を加えて混ぜ、味をみて必要なら塩を加え、黒胡椒をふる。

2香味タルタルをつくる

香味野菜はみじん切りにする。ボウルにゆで卵を入れてフォークなどで細かくつぶす。マヨネーズ、きび砂糖、塩、胡椒を加えて、香味野菜と一緒にすべて混ぜ合わせる。

香味タルタル

3鶏肉の下処理

鶏肉は厚みのある部分に包丁を入れて開き、均等な厚さにする。こうすると、火の通りも良く、味もしみ込みやすくなる。

鶏肉の下処理

4下味をつける

Aと鶏肉を密閉袋に入れて1時間ほど冷蔵庫でねかせて下味をつける。

5揚げる

鶏肉の汁気をよくきり、片栗粉を全体にまぶす。180℃に熱した揚げ油で両面がこんがり色づくまで3~4分揚げる。

6完成

食べやすい大きさに切って器に盛り、香味タルタルをつけて食べる。

完成

教える人

つむぎや

金子健一さん(写真左)、マツーラユタカさんによる2人組フードユニット。現在それぞれ地方に移住。金子さんは長野県松本市で「alps gohan」という店を、マツーラさんは山形県鶴岡市で「manoma」という店を営む。

文:馬田草織 写真:宮濱祐美子

※この記事の内容はdancyu2017年6月号に掲載したものです。

馬田 草織

馬田 草織 (文筆家)

文筆家。おもに食と旅(ポルトガル多め)を書いてます。ほやと納豆とアルコール好き。cakesで「ポルトガル食堂」連載中。著書に『ようこそポルトガル食堂へ』(産業編集センター・幻冬舎文庫)、『ポルトガルのごはんとおつまみ』(大和書房)、最新刊は『ムイト・ボン!ポルトガルを食べる旅』(産業編集センター)。料理とワインを気軽に楽しむ会「ポルトガル食堂」を主宰してます。開催日程などはホームページ(http://badasaori.blogspot.jp)からどうぞ。かつて戦国武将が飲んだ珍蛇酒は、ポートワインかマデイラワインかはたまたシェリーなのか、そのあたりがずっと気になっている。