
豚肉のジューシーで柔らかな食感、野菜のシャクシャクとした歯ざわりに混じって、イカのプリプリ感が小気味いい一品です。ボリューム満点ながら、ついついもう一個と手が伸びます。
豚肉と野菜を思い切りよく使って、イカの食感を引き立てている。イカの割合が少ない?と思っても、食べてみると粗挽きのイカがしっかり主張する一品。豚肉は面倒でも、家で挽くか叩いたほうが食感が良く、脂の風味も軽やか。イカは剣先イカや紋甲イカのゲソのみでもOK。
| イカ | 2ハイ(約200g) |
|---|---|
| 豚肉 | 400g(バラ薄切り肉150g、切り落とし肉250g) |
| 新生姜 | 50g |
| 玉ねぎ | 小1個 |
| しめじ | 1パック |
| れんこん | 100g |
| 塩 | 小さじ1 |
| 片栗粉 | 大さじ3 |
| シュウマイの皮 | 1袋(30枚) |
| A | |
| 卵白 | 1個分 |
| 紹興酒 | 大さじ2 |
| 醤油 | 小さじ1 |
| 粗挽き黒胡椒 | 少々 |
| 胡麻油 | 小さじ1 |
| 魚醤 | 小さじ1(淡口醤油でも可) |
イカは内臓、軟骨、目、くちばしを取り、しっかりと水気を拭き取っておく。皮ごとブツ切りにする。
イカをフードプロセッサーで粗挽きにする。包丁で叩いてもよい。食感を残すことで、イカらしい噛みごたえが楽しめる。

豚肉もフードプロセッサーで同様の粗さに挽く。塩をふり、粘りが出るまで100回くらい練る。ここでしっかり練ることでタネのつながりがよくなる。

野菜はすべて粗みじんに。片栗粉をまぶして混ぜ合わせ、肉とイカのタネに合わせたときのなじみをよくする。

ボウルに2、3、4を合わせ、Aを上から順番に加えてよく混ぜる。

親指と人差し指で輪をつくってシュウマイの皮を置き、5をこんもりとのせて皮で円筒形に包み、スプーンでぐっと詰め込む。水気が出るので、包んだらすぐに蒸籠で15分ほど蒸す。

食感がよくボリューム満点!

文:本庄 彩 写真:高見尊裕

義姉・梅原砂織さん(写真右)とともに、オーガニックワインや純米酒に合う新しいレシピを次々と考案し、明石の魚介や県産の野菜を使った家庭料理が評判を呼ぶ。料理に使う井上しょうゆ、三河みりん、シママースの塩、澤屋まつもと厨酒などといった調味料も裕子さんが厳選。
※この記事の内容はdancyu2014年月9号に掲載したものです。