頭からパリパリと食べると、甲殻類特有の濃厚なエキスとともに、紹興酒の香りと唐辛子の辛味がじんわりと口に広がります。軽めの赤ワインをキーンと冷やして合わせてみてください!
海老の頭と殻から出るだしの、おいしいおまけ付きな一皿。たった2ステップの簡単レシピだ。紹興酒を加えただしで煮ることで、香りよく上品に仕上がる。川津海老は、殻が口に残らないのが特徴。芝海老やブラックタイガーなどでも代用できるが、必ず有頭のものを使おう。
海老 | 250g(有頭) |
---|---|
A | |
・ 鰹だし | 100ml |
・ 味醂 | 100ml |
・ 砂糖 | 小さじ1 |
・ 紹興酒 | 50ml |
・ にんにく | 大さじ1(みじん切り) |
・ 生姜 | 大さじ1(みじん切り) |
・ 赤唐辛子 | 1本(種を除いて小口切り) |
・ 醤油 | 大さじ3 |
・ 淡口醤油 | 小さじ1 |
胡麻油 | 小さじ1 |
海老は洗い、水気を拭き取る。
鍋にAを合わせて沸騰させ、海老を加えて蓋をし、1分ほど中火で煮る。
色が変わったら火を止め、胡麻油を回し入れる。冷蔵庫でよく冷やし、味をなじませる。
頭からパリパリと食べると、甲殻類特有の濃厚なエキスとともに、紹興酒の香りと唐辛子の辛味 がじんわりと口に広がる。
文:本庄 彩 写真:高見尊裕
義姉・梅原砂織さん(写真右)とともに、オーガニックワインや純米酒に合う新しいレシピを次々と考案し、明石の魚介や県産の野菜を使った家庭料理が評判を呼ぶ。料理に使う井上しょうゆ、三河みりん、シママースの塩、澤屋まつもと厨酒などといった調味料も裕子さんが厳選。
※この記事の内容はdancyu2014年月9号に掲載したものです。