台湾の定番朝ご飯といえば蛋餅(ダンピン)が有名ですが、饅頭(マントウ)も人気です。厚焼きたまごを挟んで食べるとボリューム満点!たまごに入ったザーサイと、たまごと一緒に挟むパクチーがアクセントとなり、最後まで食べ飽きません。
厚焼きたまごを饅頭(マントウ)でサンドしたものは、豆漿(豆乳)を出す朝ご飯専門店の定番。蒸したてフカフカの饅頭に、厚めのたまご焼きを挟んでボリュームも満点だ。桜海老とザーサイの穏やかな塩気と旨味が、たまごの風味とよくなじみ、満足感ある朝ご飯だ。
卵 | 2個 |
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ザーサイ | 10g |
桜海老※1 | 20g(釜揚げ) |
青ねぎ | 2~3本(小口切り) |
菜種油 | 少々 |
饅頭(マントウ)※2 | 2個 |
パクチー | 適量 |
※1桜海老は、釜揚げがなければ干し桜海老でも可。
※2饅頭は中華食材店などで入手可能。花巻でもよい。
ザーサイは水に浸して、そのまま食べておいしい程度に塩抜きをし、粗みじんに切る。饅頭は横半分に切って、蒸し器で温めておく。
ボウルに卵、1のザーサイ、桜海老、青ねぎを入れて溶き混ぜる。ザーサイと桜海老の塩気があるので塩は入れなくていい。
フライパンを中火にかけて油をひき、2を流し入れる。箸で大きく混ぜて、ゆるいスクランブル状になったら、2等分にしてそれぞれ折りたたんで厚焼きたまごにする。
熱々の饅頭に3をのせ、パクチーと一緒に挟む。好みで辣椒醤をつけて食べてもいい。
食いしん坊の一族に囲まれ、幼い頃から異国の料理に親しむ。長年通い続けている台湾の案内本、『私的台湾食記帖』『私的台北好味帖』(ともにアノニマ・スタジオ)は台湾観光のバイブルとなっている。
文:鹿野真砂美 写真:湯浅 亨
※この記事の内容はdancyu2017年4月号に掲載したものです。