南風薫るたまご料理
ビールが進む爽快つまみ"焼きたまごの辛味ダレ"

ビールが進む爽快つまみ"焼きたまごの辛味ダレ"

台湾でよく使われる辣椒醤(ラージャオジャン)は、たまごと相性抜群の調味料です。その爽快な辛味を少し加えることで、一気に本場の味に!ビールが美味しくなるので、ぜひお試しあれ。

爽快スパイシーな風味がビールに合う

ゆでたまごの辛味ダレは、内田さんがよく行く店の料理をアレンジ。台湾で定番の辛味調味料、辣椒醤(ラージャオジャン)の爽快な辛味に、トマトの酸味やナッツの香ばしさが加わって、ビールが進む進む。
干した小魚入りのオリジナルを、プチトマトで爽やかにアレンジしている。ゆでたまごに粉をつけて焼くとソースとのなじみがよくなり、温かい前菜になる。
台湾でよく使われる辣椒醤は、生の唐辛子がベースの辛味調味料。そら豆を発酵させた豆板醤よりもすっきりとした爽快な辛味で、いろいろなたまご料理と相性抜群!ひと匙でさら にディープな台湾の味に早変わりする。ネット通販でも入手可能。内田さんは、台湾で買ったオーガニックのものを愛用している。

焼きたまごの辛味ダレのつくり方

材料材料 (つくりやすい分量)

ゆで卵3個
プチトマト6個
辣椒醤大さじ2(辣椒醤がなければ豆板醤でも。辛味をみて量は加減を)
ラー油大さじ1
小さじ1
ピーナッツ大さじ1 (粗く砕いたもの)
フライドエシャロット大さじ1 (フライドオニオン(市販)でもよい。もちろん自分で揚げてもよい)
小麦粉適量
菜種油適量

1下準備

ゆで卵は縦半分に切り、小麦粉を全体に薄くつける。

下準備

2たまごを炒め、ソースをつくる

フライパンに多めの油を入れて熱し、軽く色がつく程度に両面を焼く。ボウルに辣椒醤、ラー油、酢を入れて混ぜたところへ、4等分に切ったプチトマトを合わせる。

たまごを炒め、ソースをつくる

3完成

皿にゆで卵を並べ、上から2のソースをかける。ピーナッツとフライドエシャロットを散らす。

完成

教える人

内田真美 料理研究家

内田真美 料理研究家

食いしん坊の一族に囲まれ、幼い頃から異国の料理に親しむ。長年通い続けている台湾の案内本、『私的台湾食記帖』『私的台北好味帖』(ともにアノニマ・スタジオ)は台湾観光のバイブルとなっている。

文:鹿野真砂美  写真:湯浅亨

※この記事の内容はdancyu2017年4月号に掲載したものです。

鹿野 真砂美

鹿野 真砂美 (ライター)

1969年東京下町生まれ。酒と食を中心に執筆するフリーライター。かつて「dancyu」本誌の編集部にも6年ほど在籍。現在は雑誌のほか、シェフや料理研究家のレシピ本の編集、執筆に携わる。料理は食べることと同じくらい、つくるのも好き。江戸前の海苔漁師だった祖父と料理上手な祖母、小料理屋を営んでいた両親のもと大きく育てられ、今は肉シェフと呼ばれるオットに肥育されながら、まだまだすくすく成長中。