甘味の強い新玉ねぎは丸ごと料理すると、よりおいしさが引き立ちます。ゆっくり煮ることで、とろけるおいしさに。つくり置きしておいた鶏そぼろに黒酢に梅干しの酸味が合わさってコクが倍増!体にも優しい料理です。
新玉ねぎ | 小6個(約600g) |
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鶏そぼろ | 120g |
だし汁 | 600ml |
梅干し | 中4個 |
黒酢 | 大さじ2 |
鍋にだし汁と新玉ねぎを入れて火にかけ、煮立ってきたらごく弱火にする。蓋をして30~40分、玉ねぎが中心まで柔らかくなるまでじっくりと煮る。
途中、煮始めて20~30分後に鶏そぼろを加え、煮終わる少し前に梅干しと黒酢を加えて軽く煮る。
四季に寄り添った食と暮らしを提案する料理研究家。料理教室「日々の飯事」主宰。菜園での野菜づくりがライフワーク。春夏秋冬それぞれの季節が極まり、次の季節の準備期間である「土用」を暦の中でも特に大切にしている。一児の母となり、忙しい日々の中で家族への想いも増してさらに深く土用を考えるようになった。
文・中村裕子 写真・野口健志
※この記事の内容はプレジデントムック四季dancyu「春の台所。」に掲載したものです。