カリフラワーの栄養を逃さない方法を知っていますか?実は生で食べることです。上品な甘味と、コリッとした食感でやみつきになること間違いなし!
びっくりされる方がいるかもしれませんが、カリフラワーは生で食べられます。
薄くスライスしてそのままサラダに加えるとおいしいです。カリフラワーのもろっとしたなんとも言えない食感がクセになります。
最近では糖質オフ食材としても注目されているカリフラワー。米と一緒に炊き込んで、かさ増しできる食材としても人気ではありますが、そんな脇役ではもったいない!
カリフラワーは、旨味豊富でいろいろな楽しみ方ができる魅惑の冬野菜なのです。私のおすすめの食べ方として、うす切りのカリフラワーに熱々の油を回しかけて食べるホットサラダを紹介します。
カリフラワーのコリッとした食感とタコのムニュッととした弾力、セロリの清々しい香りを楽しむシンプルな中華風の前菜です。
花椒の華やかな香りと八角の中華らしい香り、赤唐辛子の旨味や辛味を油に十分にうつし、熱々の状態でジャッ!と食材にかけるだけ。
カリフラワーは淡白な味わいなので、複雑なスパイスの香りを見事に受け止めてくれます。
スパイスは決して焦がさぬよう、ごく弱火で油をじっくりと加熱していくことさえできれば本当にシンプルなレシピです。粒塩をぱらりとふって召し上がれ。
カリフラワー | 120g |
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タコ | 100g(ゆでたもの) |
セロリ | 1/2本 |
A 花椒 | 小さじ1強 |
A 八角 | 1個 |
A 赤唐辛子 | 1/2本分(輪切り) |
A 油 | 大さじ1と1/2(米油など香りが少ないもの) |
A 胡麻油 | 大さじ1と1/2 |
粗塩 | ひとつまみ |
カリフラワー、セロリ、ゆでダコを5mm幅にスライスする。
1を大きめの平皿に重ならないよう盛り付けて、上から粗塩をふりかける。
小鍋や小さなフライパンにAの材料を入れ、ごく弱火にかける。じっくりと油でスパイスを熱していく。
花椒からしゅわしゅわと細かい泡が立ち、油からスパイスの香りを感じたら、火からおろしてすぐさま皿全体にオイルを回しかける。
――つづく。
文:植松良枝 写真:宮濱祐美子