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味噌で「豚ともやしの味噌鍋」。

味噌で「豚ともやしの味噌鍋」。

微生物の働きで、新たに生まれ出た魅惑の「発酵もん」。味わい深くておいしいのはもちろん、菌の働きで身体を快調にしてくれる嬉しい効果も注目されています。発酵鍋シリーズの第3弾は馴染み深い味噌でつくる“豚ともやしの味噌鍋”です。

豚バラのまろやかな脂と味噌は相性抜群。

シンプルに味噌だけでもいいけれど、にんにくと生姜を混ぜて香り味噌にすると、より深い味わいに。もやしの水分を利用して、蒸し煮にするだけ。土鍋一杯、ペロリと食べられそうです。

味噌

豚ともやしの味噌鍋のつくり方

材料材料 (4人分)

豚バラ肉400~500g(薄切り)
★ 香り味噌
・ 味噌大さじ6
・ にんにく1/2片分(すりおろし)
・ 生姜大さじ1(すりおろし)
もやし4袋(800g)
わけぎ2本分(小口切り)
大さじ3
胡椒少々
ラー油少々

1香り味噌を塗る

豚バラ肉をまな板に並べて香り味噌を塗る。

香り味噌はヘラを使って、並べておいた豚バラ肉全体に均一に塗ることがポイント。

2鍋に材料を入れる

もやしは水で洗って水気をきる。土鍋にもやしの1/2量を入れ、豚肉の1/2量を味噌を塗った面を下にして並べ、残りのもやしをのせ、豚肉を同様に並べて胡椒をふる。

もやしの水分が全体に馴染むように、豚肉と交互に鍋に入れていうのがポイント。

3仕上げる

酒をふり入れ、蓋をして中火にかける。煮立ってきたら火を弱めて8~10分、豚肉の色が変わってもやしがしんなりするまで蒸し煮にし、わけぎを散らしてラー油をふって仕上げる。

豚ともやしの味噌鍋

豚バラ肉の脂の旨味がじわじわともやしにしみ込んで、鍋丸ごとがまろやかに。豚肉ともやしのそれぞれの個性を生かし合った、絶品の味わい。準備が簡単なこともポイントが高い。

――明日につづく。

教える人

大庭英子

大庭英子

シンプルながら失敗なくつくれるレシピに定評がある料理研究家。特別な素材、調味料は使わず、余分な手間はそぎ落とした“引き算の料理”が身上。同じ料理でも先生のレシピでつくるとまた食べたくなるので、ぜひ試してみてください。

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A4変型 判( 92 頁)
ISBN: 9784833477529
2018年12月17日発売 / 864円(税込)

文:中村裕子 写真:鈴木泰介

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。