旬の野菜の知恵袋。
スパイシーな焼きとうもろこしのサラダをつくろう。

スパイシーな焼きとうもろこしのサラダをつくろう。

とうもろこしは焼くことで、香ばしさと甘味が増して存在感たっぷりな食材に生まれ変わります!ローストしたクミンとフレッシュな夏野菜を使ってパワフルな味わいのモロカンサラダをつくりましょう!

焼きとうもろこしとスパイスでエネルギーチャージ!

とうもろこしをこんがりと焼くことは、蒸すことに比べて、ハードルが少し高いイメージです。
網の上で醤油を垂らしながら、こまめに転がして焼くとうもろこしは魅力的ですが、暑い時季には集中力と意気込みが必要ですよね。

植松良枝さん
「とうもろこしはメロンと同じぐらいの糖度があるんです。夏野菜の中でも特に主張の強い味わいです」と語る料理研究家の植松良枝さん。

とうもろこしを満遍なく焼こうとすると手間がかかりますが、“焦げ”をつけて旨味を引き出すことだけを考えるなら、トースターや魚焼きグリルで焼いてみるのはいかがでしょうか。
皮を剥いたとうもろこしを、丸ごとトースターやグリルに入れて焼くだけ。
強火で10分焼き、角度を変えてさらに10分。焼いてる間は、ほかのこともできるので料理がはかどります。
トータル30分もかからずに、香ばしい焼きとうもろこしを使った料理がつくれます。暑い夏、体力を消耗した体には気軽につくれるというのも大事なことですよね。

とうもろこし
とうもろこしは満遍なく焼かなくても、グラデーションのある色と味わいになっておいしいですよ。

さて、「エスニック焼き飯」に続いて、焼きとうもろこしを使ったおすすめのもう一品は「モロカンサラダ」です。とうもろこしを焦がした旨味を、カラフルな夏野菜たちと一緒に味わいます。
しっかりと焦げ目をつけたとうもろこしは、甘味と旨味が凝縮してパワフルな味わいです。ローストして風味を高めたスパイスや、ナッツなどの主張の強い食材との相性が抜群!太陽光をたっぷり浴びて、瑞々しく育ったトマトやきゅうり、ピーマンなども加えると良いでしょう。
ビタミン、ミネラル、酵素といった体が元気になる栄養がたくさん入ったサラダです。
シンプルに焼いた肉、魚の付け合わせにも最適なので、こんがり焼いたとうもろこしのモロカンサラダでエネルギーチャージしてはいかがですか?

モロカンサラダ
フレッシュな野菜とスパイスを合わせたモロッコ料理の定番「モロカンサラダ」。夏らしいさっぱりとした味わいです。

焼きとうもろこしとクミンのモロカンサラダのつくり方

材料 材料 (2人分)

とうもろこし 1本
フルーツトマト 2個
ピーマン 1個
きゅうり 1/2本
ミックスナッツ 50g(無塩)
クミンシード 小さじ1と1/2
オリーブオイル 大さじ1
赤ワインビネガー 大さじ1
唐辛子 小さじ1/3
適量
胡椒 適量
材料

1 焼きとうもろこしをつくる

とうもろこしを魚焼きグリルの強火で焼く。10分焼いたら、ひっくり返してもう10分焼く。とうもろこしの実に焦げ目がついたらグリルから取り出し、冷めたら包丁で実を削ぎ落とす。

焼きとうもろこしをつくる
とうもろこしを焼くときは手で持てる部分を手前にすると、ひっくり返しやすい。
焼きとうもろこしをつくる
ひと粒ずつバラバラになっていなくても、あとでほかの食材と混ぜるので大丈夫!

2 クミンをローストする

フライパンにクミンシードを入れて弱火にかけ、ゆすりながら焦がさないようにから炒りする。クミンの香りが立ってきたら火から下ろしてすり鉢などで半ずりにする。

クミンをローストする
クミンはローストしてすり潰すことで風味がグッと増す。すり鉢がなければ、包丁で細かく刻んでもOK!

3 野菜を切る

フルーツトマト、ピーマン、きゅうりを1cm角に切る。ミックスナッツも同じ大きさに刻む。

野菜を切る

4 混ぜる

ボウルにすべての野菜を入れ、クミン、オリーブオイル、赤ワインビネガー、唐辛子を加えて混ぜ合わせる。最後に塩と胡椒で味を整えたらでき上がり!

混ぜる
混ぜる
完成
冷蔵庫で冷やしておいてもおいしく食べられます。たくさんつくれば、夏の食卓のつよい味方になりますよ!

文:植松良枝 写真:宮濱祐美子

――つづく。

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植松 良枝(料理研究家)

四季に寄り添った食と暮らしを提案する料理研究家。菜園での野菜づくりがライフワーク。春夏秋冬それぞれの季節が極まり、次の季節の準備期間である「土用」を暦の中でも特に大切にしている。一児の母となり、忙しい日々の中で家族への想いも増してさらに深く土用を考えるようになった。