おやつの時間ですよ。
コーヒーゼリー。とろとろ派?しっかり派?

コーヒーゼリー。とろとろ派?しっかり派?

レシピ通りにゼリーをつくっても、想い通りの食感にならない!自分好みの食感を追求してみたい人に贈るゼリーレシピ中級編です。ゼラチンの量を調節して、コーヒーゼリーをつくります。

ゼリーはぷるぷるですか?

ゼリーは温度管理をしっかりすれば、おいしく固まる。
ゼラチンのことを知ったら、自分好みのジュースで手づくりゼリーを大いに楽しめるようになった!

きれいに固まったゼリーにうっとりしながら食べてみる。
おいしい!けど、なんだか理想の味ではないかもしれない……。
想像していたのは、もっとぷるぷるの食感だったんだけどな。

せっかくの手づくりゼリー。どうせなら食感まで想い通りにつくりたい。
森崎繭香さん、なにか良い方法はありませんか?

お菓子・料理研究家の森崎繭香さん
お菓子・料理研究家の森崎繭香さん。ゼリーの食感は、その日の気分で食べ分けたい。

「ゼリーの食感が、全体の水分とゼラチンの割合によって変わるということは、レシピ通りにつくっているだけだと、なかなか想い描いていた食感には仕上がらないということですよね」

うんうんと、同意してくれる森崎さん。

「今回はゼラチンの量を調節しながら、好みの食感のコーヒーゼリーをつくってみましょう」

コーヒーゼリー
しっかりと硬めに仕上がったコーヒーゼリーや、とろとろとして柔らかい口当たりのコーヒーゼリー。想い浮かべるのは、どんな味?

ゼリーの好みは十人十色。その日の気分によって、食べたい食感だって違うかもしれない。森崎さん、本当に自分好みの食感でゼリーをつくれるんですか?

「液体に加えるゼラチンの量さえ覚えてしまえば、ゼリーの食感を調節するのは簡単です」
それに、と森崎さんは続けます。
「ゼリーは食感の違いで、味に変化もあるんです」
そうなんですか?!味わいも変わってくるなら、もっと好みはわかれますね。
「コーヒーやグラニュー糖の量は同じでも、食感がやわらかくなるほどコーヒーの味が濃く感じられて、硬くなるほど、コーヒーの味が薄く感じられます。ゼラチンの量が減って、コーヒーの濃度が上がるからですね」

異なる粉ゼラチンの量でつくった3つのコーヒーゼリー
異なる粉ゼラチンの量でつくったコーヒーゼリー。左から右にかけてゼラチンの量を2gずつ増やしている。断面を見るだけでも硬さがわかる。

「今回はg単位で量を調節できる粉ゼラチンを使ってゼリーをつくりましょう。液体300mlに対して、やわらかめはゼラチン3g、中間が5g、硬めが7gです」

わずかなゼラチンの量でも、驚くほどゼリーの食感に違いがでます。
理想の食感に仕上がるゼリーづくりを、ぜひお試しあれ。

コーヒーゼリーのつくり方

材料 材料 (3人分)

粉ゼラチン 3g~7g
18ml~42ml(ゼラチン用)
300ml(コーヒー用)
グラニュー糖 40g
インスタントコーヒー 10g
材料

1 粉ゼラチンを溶かす

ゼリーをやわらかめの食感にするなら、粉ゼラチン3g、中間なら5g、硬めなら7gを水(ゼラチン用)にふり入れる。竹串でよく混ぜて溶かす。

粉ゼラチンを溶かす
粉ゼラチンを溶かす

粉ゼラチンは、1gに対して6mlの水で溶かすと、ダマにならずにきれいに溶けます。

2 コーヒーを温める

小鍋に水(コーヒー用)を半量、グラニュー糖、インスタントコーヒーを入れて中火にかける。混ぜながらインスタントコーヒーを溶かして、沸騰直前で火から下ろし、残りの水(コーヒー用)を加える。

コーヒーを温める
コーヒーを温める

コーヒーは濃くつくって、水と合わせて温度を下げましょう。火にかけているときは、鍋底が焦げつかないようにゴムベラで混ぜ続けてください。

3 ゼラチンを溶かす

1を2に加えて、溶け残りがないようにゴムベラで混ぜる。

ゼラチンを溶かす
ゼラチンを溶かす

4 冷やし固める

3の粗熱が取れたら器に流し入れる。冷蔵庫で4時間以上冷やし固めればでき上がり!

冷やし固める
お好みで、ホイップクリームや、生クリームをトッピングして、食べてください!

「今回はインスタントコーヒーでゼリーをつくりましたが、ペーパードリップで淹れたコーヒーを使うと香りがグッと華やかになります。コーヒー豆の種類を変えてみたり、トッピングと食感の組み合わせを変えてみたり。ぜひ、自分好みの味を見つけてくださいね」

教える人

森崎繭香

森崎繭香

1976年、横浜生まれの八王子育ち。お菓子・料理研究家/フードコーディネーター。料理教室講師、パティシエを経て、フレンチ、イタリアンの厨房で経験を積み、独立。書籍、雑誌やWEBへのレシピ提供、ラジオ・テレビ出演など幅広く活動中。身近な材料を使った自宅でもつくりやすいレシピを心がけている。2019年には、人と犬が一緒に食べられる無添加おやつとごはんのオンラインショップ「one's daily」をオープン。著書に『型がなくても作れるデコレーションケーキ』(グラフィック社)、『小麦粉なしでつくる たっぷりクリームの魅惑のおやつ』(日東書院本社)、『米粉で作る うれしい和のおやつ』(立東舎)。最新刊は『はじめてでもおいしくできる! おうちおやつ』(文化出版局)。

――2019年7月20日につづく。

文:長嶺李砂 写真:公文美和

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長嶺 李砂(ライター・編集者)

1984年、青森県十和田市生まれ。子供時代の夢だったパティシエになるも紆余曲折、今は主に書籍を手がける編集者。食や暮らしにまつわる企画に関わることが多い。『スパイスでおいしくなるand CURRYのカレーレッスン』(立東舎)、『2LDK、5人家族。』(光文社)、『5つの味つけ黄金比』(学研プラス)、『おつかれさまスープ』(学研プラス)などの編集に携わる。東京都・若林にある青森の地酒と郷土料理の店『酔処みね』で、木曜日に働いています!