
食いしん坊倶楽部のLINEオープンチャット「dancyuおやつ倶楽部」で、メンバーから寄せられた美味しいおやつをご紹介!倶楽部メンバーに「年末年始に食べたい美味しいおやつ」を教えてもらいました。第3回は、色とりどりの見た目が美しい、タケノとおはぎの「日替わりおはぎセット」です。
美しくアーティスティックなおはぎがSNSなどで話題を呼び、現在は世田谷本店、学芸大学店に続き、表参道店もオープンした「タケノとおはぎ」。幼い頃は餡子が苦手だったというオーナーの小川寛貴さんは、祖母の作る甘さ控えめのおはぎだけは大好きでよく食べていたことから、レシピを引き継ぎ、祖母の名前“タケノ”を店名に冠したそう。
「和菓子に興味がない方にも手にとっていただけるように」と、生クリームなどを絞る口金を使ってデザインされた“おはぎの花”は、息を呑む美しさ。この斬新な洋風おはぎと、つぶあんとこしあんのオーソドックスな“タケノのおはぎ”、さらにその中間のおはぎを詰め合わせたのが、「日替わりおはぎセット」だ。
撮影した日のメニューは、パプリカの梅酢漬けと南高梅を合わせた「百花の魁(ひゃっかのさきがけ)」と、苺の赤ワイン煮を包んだ「カルドアモーレ」、「金柑とショコラ餅」、「ココナッツとピスタチオ」、「胡麻とサツマイモ」、「こしあん」、「つぶあん」の7種類。
とりわけ愛らしいのが、梅の花を装う「百花の魁」。パプリカのまろやかな梅酢漬けが味わいにも食感においても意表をつき、口内をさっぱりと一巡する。
工夫がぎゅうと詰まった創作おはぎを食べ終えると、「こしあん」や「つぶあん」のおはぎに自然と手が伸びていた。「祖母のおはぎは全然甘くなくて、おかずみたいな感覚で食べていた」と小川さんが記憶するように、甘さはごくごく控えめ。それでいて、腑にストンと響く味わいだ。
日々変わらぬ美味しさの“タケノのおはぎ”と、季節の華やかさをまとった“おはぎの花”。このバランスこそが、「日替わりおはぎセット」が変わらず愛される所以ではないだろうか。
文:藤井存希 写真:MURAKEN
日替わりで色々な味のおはぎが楽しめますし、見た目もケーキに負けないくらいの華やかさがあるので、おもたせにもいいんじゃないかと思います。
小ぶりなのと、ベースがお米とあんこなので、いくつ食べても胃がもたれにくいのもありがたいです。