
食いしん坊倶楽部のLINEオープンチャット「dancyuおやつ倶楽部」で、メンバーから寄せられた美味しいおやつをご紹介!第54回は、みっちり詰まったあんこが特徴の「大判どらやき」「小判どらやき」で有名な「清寿軒」の、“もう一つの顔”ともいえる「栗まんじゅう」です。

人形町の老舗和菓子といえば文久元年(1861年)創業の「清寿軒」であり、「清寿軒」といえば「どら焼き」に違いないが、意外と知られていないのが、隠れたファンも多い「栗まんじゅう」。
キツネ色に焼かれたごく薄い皮に、こし餡と大きめにカットした栗がみっしり隙間なく詰まる。名物「どら焼き」にも通づる、愛しきアンバランス感だ。
こちらの「栗まんじゅう」はどこを食べても、栗、くり、クリ!ごろごろと顔をのぞかせ、餡よりも栗の占める割合が多い。この“贅沢”が、秋限定ではなく通年で味わえるというのだから、手に取らない理由はない。

言わずもがなの「どら焼き」は、一枚の皮で餡をくるりと包んだ「小判」と、二枚の皮で挟んだ「大判」があり、いずれも皮からはみ出るたっぷりの餡が魅力。
こちらは粒餡で、北海道十勝産小豆のほくほくとした味わいは、これほどたっぷり挟まれていながら、すっと消えゆくような上品な甘み。生地にはちみつを合わせ、しっとりと焼き上げた密度のある皮が、餡の風味を引き立てる。
どら焼きは「大判」のみ4個入りから通販も可能だが、「栗まんじゅう」は店頭販売のみ。9時の開店1時間ほど前から行列ができ、午前中に売り切れる商品もあるという。誰もが喜ぶ手土産を求めて、行列もいとわない。


文:藤井存希 写真:MURAKEN
栗がぎっしり入っていてインパクトがあり、箱を開けた瞬間「なにこれ!すごい!」と、その多さに驚かれます。甘さは控えめでしっとりしており、とても上品なおいしさ。
「これ、どこのお店?」と聞かれることも多く、今度は家族にも食べさせたいと言われる逸品です。