
昨年、大反響を呼んだ海鮮メニュー“ツガルカイセン定食”の第2弾が「dancyu食堂」でいよいよスタート!3月3日~16日の期間限定で、津軽海峡のとれたてアンコウと真イカを盛り合わせた豪華な定食が登場します。この機会をぜひお見逃しなく!
本州北端と北海道南端を結び、2つの海流がぶつかり合う豊かな漁場として知られる津軽海峡。今回「dancyu食堂」の料理長・松浦寛大さんが白羽の矢を立てたのは、冬から春に向けてますますおいしくなるアンコウと真イカ。その名も「青森産アンコウ油淋鶏と函館産真イカ一夜干しの生姜焼き定食」である。
1品目は“青森産アンコウの油淋鶏”(ユーリンチー)。本来は揚げた鶏肉に甘酢ダレをかける中国料理だが、鶏肉の代わりにアンコウを使うアイディアがユニーク。このメニュー、実は“dancyu食いしん坊倶楽部”の新年会で絶賛された特別な一品だとか。
「倶楽部メンバーの皆さんからぜび定番メニューに!と熱烈なリクエストをいただき、この機会に多くの方々に楽しんでいただこうと復活させました」と、松浦さんは胸を張る。
ひと口かぶりつくと、ガリッと香ばしい衣の中から弾けるような肉汁がほとばしる。ジューシーで力強い旨みに驚いたり、ゼラチン質を含んだプリプリの食感に心が踊ったり、さまざまな味覚の感動が押し寄せる。甘酸っぱい香味ダレがさらなる食欲をかきたて、白いご飯が止まらない。「アンコウは鍋で味わうのが一番」という固定観念を鮮やかに覆す一皿だ。
2品目の“函館産真イカ一夜干しの生姜焼き”は、その厚みのある身に注目を。津軽海峡の荒波に揉まれて引き締まった身を、さらに一晩干して水分を抜き、旨みと甘みを凝縮させている。なのに、この堂々たる肉厚ぶりやいかに?!
「函館の真イカは身がしっかり厚いのに口当たりが柔らかく、荒波に鍛えられている分、旨みも格別です。特別な味つけはいりません。シンプルに生姜醤油でさっと炒めてお出しします」(松浦さん)。
心地よい弾力とともに、噛むほどに深い旨みが広がる。一緒に炒めた玉ねぎの甘さと爽やかな生姜醤油の風味が絶妙なバランスで、思わず一献傾けたくなる味わいだ。
ガツンと力強い攻めのアンコウと、あっさりとして滋味深い真イカ。対照的な2つのメニューが、魚介の真価を存分に引き出します。この時季だけの味覚をぜひ「dancyu食堂」でご堪能ください!
津軽海峡は日本海から流れ込む暖流と、太平洋側の寒流が出合う。この海域は、多種多様な魚介類の宝庫だ。冬から春にかけて最高の味わいを迎えるのは、淡泊で上品な鱈やカワハギ、繊細な甘みのシャコ、新鮮な真イカ、とろける海峡サーモン、珍味としても知られるアンコウやホテイウオ(ゴッコ)、豪華なズワイガニなど実に幅広い。豊かな自然と代々受け継がれてきた漁師たちの熟練の技が織りなす“ツガルカイセン”は四季を通じて私たちの舌を楽しませてくれるのだ。
四季折々の魚介類が楽しめる青森、北海道は日本の海の多様性と恵みを象徴する、まさに食いしん坊にとっての聖地。北海道新幹線は東京から新青森までわずか2時間58分。新函館北斗⇔新青森間は最速57分。ますます身近になった新幹線で、極上のおいしい旅に出かけよう!
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)
お問い合わせ窓口:https://www.jreast.co.jp/info/
北海道旅客鉄道株式会社(JR北海道)
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文:鈴木美和 写真:海老原俊之(*シャコ、マダラ、列車の写真はJR東日本からの提供)