3月2日から10日まで高知市で“土佐の「おきゃく」2024”が開催されました。“おきゃく大使”を務める植野も開催初日に高知に向かい、夕方のオープニングセレモニーに参加……するころには、もちろんすでに結構呑んでいました……。
“土佐の「おきゃく」”は2006年にスタートしたイベントで、9日間にわたり高知市中心部の街中が宴会場になる“酒呑みイベント”です。メイン会場の中央広場には高知の食材を用いた料理や酒などのブースが並び、ステージでは音楽ライブやトークイベントなどが繰り広げられ、会場外の飲食店でもおきゃく仕様の企画があり、さらにはアーケード街に敷物を敷いてコタツを並べ、七輪で魚介などを炙りながら酒を呑んだりと、まさに街全体が宴会場になります。
コロナ禍によって中止や縮小開催となりましたが、今年は久々の制限なしのフル開催。僕が行った初日と2日目はこの時季の高知としては珍しく寒かったのですが、それでも午前中から多くの人が中央会場に訪れて呑み食いしたり(呑みの人が多かった……)、街のあちこちで歓声や笑顔があふれていました。
“土佐の「おきゃく」”の中央会場にはイベントの象徴(?)である“べろべろの神様”が鎮座し、それを囲むように酒やつまみを販売するブースや客席、ライブなどが行われるステージがあり、終日賑わっていた。“おきゃく大使”植野も正装であるおきゃく法被を着てオープニングセレモニーに参加。夜はアーケード街まで宴会場になる(アーケード街の写真は2023年のもの)。
僕も初日の朝に高知龍馬空港から中央会場に直行し、さっそく呑み食いスタート! 会場内のブースでクラフトビールや日本酒を買い、長太郎貝(鮮やかな色とりどりの貝殻が特徴の帆立貝の仲間、緋扇貝(ひおうぎがい)。高知では長太郎貝と呼ばれます)の炭火焼、ちくきゅう(高知ではきゅうりを丸ごとちくわに入れます。高知のちくわは穴が大きくて柔らかいのです)、ウツボの唐揚げ(高知ではウツボをたたきや唐揚げで食べます。居酒屋などに普通にあります)など高知の食材を用いた料理、そしてソーセージや揚げ物など酒が進むつまみを買いまくり、会場内のテーブルに並べて宴会開始。ああ、幸せ。
そして、小腹が空いたところでまた会場内をぶらつくと“安芸釜あげちりめん丼”の看板を発見!高知は海山川の幸が豊富で、海の産物だとカツオが有名ですが、金目鯛やうつぼ、伊勢海老など豊富な魚介が揚がります。中でも、しらす・ちりめんが名産品です(一般的にはしらすを干したものを言いますが、高知ではしらすも「ちりめん」と呼ぶことがあります。さらに生しらすは「どろめ」と呼び、酒のつまみに欠かせないものになっています)。それだけでも肴になるのですが、ご飯との相性も抜群!このブースの“ちりめん丼”は、ご飯に海苔をしいた上に釜揚げちりめんがたっぷりのって、大葉、ミョウガ、大根おろしが添えられています。ちりめんの上品な塩気と薬味の香りが相まって、旨い!
そういえば、昨年秋には土佐丼グランプリ2023も開催され、大月町の“大月力豚はらみ丼”、中土佐町の“漁師めし”、宿毛市の“生姜真鯛丼”など各地の産物と伝統を生かした丼が受賞しました。高知各地の丼巡りも楽しそうですね。
さて、中央会場であれこれ呑み食いしていたら、ちょっと肌寒くなってきたので、会場近くの「5019 PREMIUM FACTORY」に入って、フライドポテトとハンバーガーをつまみながら白ワインを飲み、その後、高知の友人と居酒屋でまた呑み食いし、締めにイタリアン「バール・バッフォーネ」に入って前菜盛り合わせでプロセッコを呑み、白ワイン呑みながら名物の“ジェノベーゼ”(ジェノベーゼソースに用いるバジルもフレッシュで香り高き高知産!)を頬張り、初日を締めたのでした。
かつて、“土佐「おきゃく」”の際に、土日で高知に26時間滞在中、18時間呑んでいたことがありましたが、今回もよく呑み食いしたなぁ……。
文・写真:植野広生
“土佐の「おきゃく」”は2006年にスタートしたイベントで、9日間にわたり高知市中心部の街中が宴会場になる“酒呑みイベント”です。メイン会場の中央広場には高知の食材を用いた料理や酒などのブースが並び、ステージでは音楽ライブやトークイベントなどが繰り広げられ、会場外の飲食店でもおきゃく仕様の企画があり、さらにはアーケード街に敷物を敷いてコタツを並べ、七輪で魚介などを炙りながら酒を呑んだりと、まさに街全体が宴会場になります。
コロナ禍によって中止や縮小開催となりましたが、今年は久々の制限なしのフル開催。僕が行った初日と2日目はこの時季の高知としては珍しく寒かったのですが、それでも午前中から多くの人が中央会場に訪れて呑み食いしたり(呑みの人が多かった……)、街のあちこちで歓声や笑顔があふれていました。
“土佐の「おきゃく」”の中央会場にはイベントの象徴(?)である“べろべろの神様”が鎮座し、それを囲むように酒やつまみを販売するブースや客席、ライブなどが行われるステージがあり、終日賑わっていた。“おきゃく大使”植野も正装であるおきゃく法被を着てオープニングセレモニーに参加。夜はアーケード街まで宴会場になる(アーケード街の写真は2023年のもの)。
僕も初日の朝に高知龍馬空港から中央会場に直行し、さっそく呑み食いスタート! 会場内のブースでクラフトビールや日本酒を買い、長太郎貝(鮮やかな色とりどりの貝殻が特徴の帆立貝の仲間、緋扇貝(ひおうぎがい)。高知では長太郎貝と呼ばれます)の炭火焼、ちくきゅう(高知ではきゅうりを丸ごとちくわに入れます。高知のちくわは穴が大きくて柔らかいのです)、ウツボの唐揚げ(高知ではウツボをたたきや唐揚げで食べます。居酒屋などに普通にあります)など高知の食材を用いた料理、そしてソーセージや揚げ物など酒が進むつまみを買いまくり、会場内のテーブルに並べて宴会開始。ああ、幸せ。
そして、小腹が空いたところでまた会場内をぶらつくと“安芸釜あげちりめん丼”の看板を発見!高知は海山川の幸が豊富で、海の産物だとカツオが有名ですが、金目鯛やうつぼ、伊勢海老など豊富な魚介が揚がります。中でも、しらす・ちりめんが名産品です(一般的にはしらすを干したものを言いますが、高知ではしらすも「ちりめん」と呼ぶことがあります。さらに生しらすは「どろめ」と呼び、酒のつまみに欠かせないものになっています)。それだけでも肴になるのですが、ご飯との相性も抜群!このブースの“ちりめん丼”は、ご飯に海苔をしいた上に釜揚げちりめんがたっぷりのって、大葉、ミョウガ、大根おろしが添えられています。ちりめんの上品な塩気と薬味の香りが相まって、旨い!
そういえば、昨年秋には土佐丼グランプリ2023も開催され、大月町の“大月力豚はらみ丼”、中土佐町の“漁師めし”、宿毛市の“生姜真鯛丼”など各地の産物と伝統を生かした丼が受賞しました。高知各地の丼巡りも楽しそうですね。
さて、中央会場であれこれ呑み食いしていたら、ちょっと肌寒くなってきたので、会場近くの「5019 PREMIUM FACTORY」に入って、フライドポテトとハンバーガーをつまみながら白ワインを飲み、その後、高知の友人と居酒屋でまた呑み食いし、締めにイタリアン「バール・バッフォーネ」に入って前菜盛り合わせでプロセッコを呑み、白ワイン呑みながら名物の“ジェノベーゼ”(ジェノベーゼソースに用いるバジルもフレッシュで香り高き高知産!)を頬張り、初日を締めたのでした。
かつて、“土佐「おきゃく」”の際に、土日で高知に26時間滞在中、18時間呑んでいたことがありましたが、今回もよく呑み食いしたなぁ……。
文・写真:植野広生