料理もビールも、それを生み出す人のストーリーを聞くとおいしさが増す。「銀座 うち山」店主の内山英仁さんとマクアケ取締役の坊垣佳奈さんが、ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリームを片手に語り合った。
“焼き胡麻豆腐”は、「銀座 うち山」のスペシャリテだ。香り高い磨き胡麻と吉野本葛を練り合わせて、冷蔵庫で冷やし固めてから時間をかけて焼くので、外はサクサク、中はトロッ、味わいは濃厚でなめらか。素朴ながらも清楚な佇まいと、重厚な味わいが食通を唸らせている。
この焼き胡麻豆腐とザ・プレミアム・モルツ マスターズドリームの相性は抜群、と店主の内山英仁さんは話す。
「初めてマスターズドリームを飲んだときには衝撃を受けました。やわらかな苦味、深いコク、ほのかな甘味、心地よい香りがあって、それらの要素が、飲んですぐに『おいしい!』とわかる最高のバランスを保っている。多重奏で濃密な味わいだから、胡麻豆腐の強い旨味や風味と重なり合い、おいしさが増幅していくんですよね」
焼き胡麻豆腐は、欠かせない名物料理ではあるが、手のかかる存在でもある。まず、胡麻と吉野本葛を数十分から一時間近くかけて練り合わせなければいけない。すべて手作業なので体力勝負だ。そして、長い時間をかけて芯まで熱を通して、モチモチッとした弾力と口いっぱいに広がる風味を丁寧に引き出す。そこまでしてこの料理をすべてのコースの先付けとして毎日提供し続けるのは、感動的なおいしさを追求するがゆえだ。
一品一品にかける思いを聞くと、おいしさが増す、と話すのはマクアケの共同創業者で取締役の坊垣佳奈さんだ。同社ではクラウドファンディングの仕組みをアップデートし、「応援購入サービス」という独自の立ち位置で新たな価値観を世に伝え続けてきた。
「マクアケでは、買い手がつくり手の思いや制作の背景に共感し、応援の気持ちを込めて購入する、という体験自体を大切にしています。そのためには、つくり手に確固たるストーリーがなければいけないし、それを人に伝えていかなければいけない。内山さんの胡麻豆腐も、お料理自体の味わいの力強さもあるけれど、背景にあるこだわりをお聞きすると、おいしさが増します」
マスターズドリームにも、醸造家の夢と情熱が詰まっているからこその味わいがある、と坊垣さんは力を込める。
「『効率や生産性ではなく、素材や製法にとことんこだわり、ただうまさだけを追い求めた』というストーリーに共感します。新しいものをつくり、世に出していくことの大変さがわかるからこそ、このマスターズドリームを飲んで応援し続けたくなるのです」
内山さんと坊垣さん。情熱あふれる2人が、ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリームから感じ取ったものとは?
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文:藤川華名 撮影:菅野祐二