イタリア料理界のニューリーダー的な存在である奥野義幸さんと、国内外に複数のパティスリーを展開する経営者でもある青木定治さん。「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」を飲みながら、効率よりもうまさを追求する2人のプロフェッショナルがその魅力を語った。
東京・六本木「ラ・ブリアンツァ」のスペシャリテであるトリュフのグラタンは、オーナーシェフの奥野義幸さんが2001年に独立開店したときから変わらないメニュー。半熟卵とパルミジャーノレッジャーノがよくからんだ濃厚な味わいが人気の理由だが、客席で豪快にトリュフを削るパフォーマンスも話題を呼んだ。今ではそう珍しくないスタイルだが、当時の日本のレストランでは、ほとんど見ない光景だったという。
同じく2000年代前半から第一線で活躍しているのが、「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」シェフ・パティシエの青木定治さんだ。パリを拠点とする彼は、「日本でつくると味がブレる」という理由で、ショコラやマカロンはすべてパリで製造したものを輸入して日本で販売している。そんな真摯な態度がブランドを成長させ、いまやフランス、日本に店舗を持つ経営者となった。
そんな2人が20年以上のキャリアを経て至ったのが、「こだわりよりも変化が大事。変化を進化と捉える」という境地だ。奥野さんはこう話す。
「大きく変わったのは『おいしい』に対する考え方です。当初はイタリア原理主義的な料理にこだわっていました。しかし、食に詳しい著述家やお店のスタッフたちと関わるうちに視野が広がった。実家が日本料理屋であることや、アメリカで留学した経験を反映させながら伸びやかに料理ができるようになりました」
本場の味を学び、基礎が血となり肉となったときに見えてくる自分の理想の味。それは、サントリーの醸造家たちが胸に抱いたものとどこか似ている。ビール醸造界の世界的な権威であるドイツのミュンヘン工科大学への派遣留学を経験した歴代の醸造家たちが「うまさだけを追求し、飲む人の心を震わせるビールをつくりたい」という情熱に突き動かされてつくったもの、それがマスターズドリームだ。「ラ・ブリアンツァ」では、オープン当初からこのビールを採用してきた。「マスターズドリームは、軸を変えずにおいしさをとことん追求している。常にうまさが進化していますよね。どんな料理にも合うバランスの良さが素晴らしい」と、奥野さんはその真価を認める。
トリュフのグラタンとの相性も完璧だ。青木さんも「クリーミーな料理に合わせると、マスターズドリームの芳ばしさと柔らかな苦味が引き立って、一段とおいしく感じる。単品で飲んでも満たされる深いコクも兼ね備えていますね。これから、日本滞在中にはここにマスターズドリームを飲みに来ようかな」と、笑いながらその味わいを絶賛した。
理想を追求するプロの夢、その先にある揺るぎなき共通項
本場の味を追求してきた青木さんと奥野さんが「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」に惹かれてやまないその理由とは――。
ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転
文:藤川華名 撮影:大谷次郎