dancyu食堂
際立つ粒立ち、福島県産「天のつぶ」の新米をdancyu食堂で味わえます!

際立つ粒立ち、福島県産「天のつぶ」の新米をdancyu食堂で味わえます!

  • Sponsored by 福島県(天のつぶ)

新米の季節がやってきました!期間限定でdancyu食堂の定食のご飯が福島県のオリジナル品種「天のつぶ」になります。炊き上がりつややかな美味しい新米を、ぜひ味わってください!

大粒でつややか、ふくよかな香り!

福島県が15年の歳月をかけて開発し、東日本大震災の年に産声を上げた「天のつぶ」。今や県を代表するオリジナル品種に成長したこのお米は、その名の通り、しっかりとした粒立ちが特徴だ。その新米の美味しさをdancyu食堂で体験していただくべく、10月20日~11月19日の期間限定で、定食メニューのご飯として提供する。


まっすぐ伸びる穂の力強さと、天の恵みを受けて豊かに稔るお米の一粒一粒……そんなイメージから命名された「天のつぶ」。提供に先立ち、さっそく食堂の羽釜で炊いてみたところ、蓋を開けた瞬間にふわっと立ち上るふくよかな香りがたまらない!粒がピカピカに光っており、その艶のよさにも目を奪われる。

天のつぶ
炊きたての「天のつぶ」の粒立ちのよさをご覧あれ!ご飯を羽釜で炊くのも、dancyu食堂ならでは。

dancyu食堂の料理長・松浦寛大さんは今回、「天のつぶ」を初めて味わい、このように評価する。
「すごくしっかりしているお米です。炊き上がりがピンと立っているのはもちろん、粒が大きくてつややか。しかも、噛みしめるほどに甘味が感じられます。定食用のご飯としては、粘りが少ないので食べ心地が軽く、どんなおかずとも合わせやすいのがいいですね。dancyu食堂の看板メニュー“生姜焼き”との相性も抜群です。ぜひ、たくさんのお客様に召し上がっていただきたいと思います」

生姜焼き定食
“生姜焼き定食”1,580円。おかずにも負けない主役級の「天のつぶ」は、200円でおかわりもできる。

炊きたての味のよさはもちろんのこと、冷めても美味しいのがこの「天のつぶ」。官能試験では、「コシヒカリ・ひとめぼれと同等」という高評価を得ているという。

さまざまな環境変化のなかで生まれた「天のつぶ」

福島県伊達郡国見町小坂地区
自然豊かな福島県伊達郡国見町小坂地区は、周辺の山々から注がれる清冽な湧き水で潤う。

9月末、福島県中通りの北部に位置する国見町では、「天のつぶ」の収穫が最盛期を迎えていた。山を越えて吹き下ろすさわやかな秋風の中、あちこちからコンバインのエンジン音が聞こえてくる。

稲穂
稲穂といえば黄金色を連想するが、「天のつぶ」は倒れにくい草姿で、稲穂が葉よりも低い位置に垂れる。そのため収穫前でも田んぼは青々としている。

「天のつぶ」の田んぼを案内してくれたのは、「小坂アグリ」の代表を務める赤坂正弘さん。小坂アグリは年間45トンの「天のつぶ」を出荷する県内でも指折りの生産者グループだ。2014年には、天皇がその年に収穫された新穀などを神に奉り、それらを神からの賜りものとして自らも食する儀式である新嘗祭に献上する献穀者として当時の代表である朽木勝之さんが「天のつぶ」を献納した。
「天のつぶは試験栽培から携わっています。米粒がしっかりしていて、噛みしめるほどに甘さが伝わる。台風などの悪天候にも強い。とにかく優秀な品種なんです」と赤坂さんは目を細める。

赤坂さん
「今年は例年に増して気温が高く、雨が少なかったけれど元気に育ってくれました。よい米が出荷できそうです」と赤坂さん。

「天のつぶ」の開発は1995年に遡る。地球温暖化の影響か、東北地方も夏場の気温がかつてないほど高くなり、大型の台風が襲うことが珍しくなくなっていた。高温に耐え、倒伏しにくい品種の開発が急務だったのだ。
美味しさを追求しながら環境変化に適応する米を作る。その最適解は、「コシヒカリ」と「ひとめぼれ」の遺伝子を受け継ぐ「奥羽357号」と、茎が短く倒れにくい「キヌヒカリ」の系統を引き継ぐ「越南159号」をかけ合わせた「福島9号」すなわち「天のつぶ」だった。開発には15年の歳月を要した。
本格的な作付けが始まったのは2011年。東日本大震災の年である。多くの農家が種子を用意し、そろそろ種まきを始めるかという時期に、震災とそれに伴う東京電力福島第一原発事故が福島を襲う。目に見えない放射能そして風評被害との戦いの中で、天に向かって真っすぐ伸びゆくイメージを喚起する「天のつぶ」は、復興のシンボルになっていく。食味のよさへの評価と相まって、作付け面積はどんどんと増え、2021年には「ひとめぼれ」を抜いて県内第2位の主力品種に育った(1位は「コシヒカリ」)。

コンバイン
秋晴れの空の下、コンバインで収穫される「天のつぶ」。
収穫後
収穫後すぐに乾燥、籾すりなどをして出荷される。

今年は全国の米どころで台風や大雨など多くの気象被害が出た。小坂地域は逆に、雨に恵まれなかったという。だが、集落の西から北にかけて広がる山地からの湧き水のおかげで、稲の生育には大きな影響は出なかった。
「天のつぶは台風だけでなく、猛暑にも強い。悪天候でもそれなりに安定した収量が見込めます。今年もお手頃な価格を維持しながら、美味しいお米を消費者の皆さんにお届けできそうです」と赤坂さんは言う。
悪天候でも安定した収量が見込める「天のつぶ」は、不作による価格高騰のリスクが低い。この利点に目をつけているのが外食産業だ。味と価格のバランスのよい米として、ここ数年、採用する飲食店が増えている。

食事
稲刈りの小休止、美味しい食事で英気を養う。

プロが認める「天のつぶ」の新米の味はいかが?忙しい作業の合間の昼食にお邪魔した。小坂アグリの皆さんが頬張るのは、手作りおかずが詰まった仕出しに炊きたての「天のつぶ」、そして「天のつぶ」を使った“味ご飯”だ。味ご飯とは、炊きたてのご飯に具材を混ぜる、この地域の混ぜご飯のこと。
小坂アグリの若き牽引役である朽木尚之さんが言う。「やっぱり丼ですね。天のつぶは米の粒がしっかりしているから、丼物の汁やタレと絡んでも、ごはんがベシャらない。丼が一段旨くなります」

味ご飯
炊き上がった「天のつぶ」に味付けした具材を混ぜ合わせる“味ご飯”。今日の具材は舞茸と油揚げだ。
岡崎美香さん
「天のつぶは美味しくて家計にやさしいお米です」と岡崎美香さん(写真中央)。

この日のご飯を炊いた岡崎美香さんは「天のつぶは食感が軽くてどんなおかずとも合わせやすいんです。冷めても美味しいのでお弁当にも向いてますね」と言う。

朽木勝之さん
小坂アグリの前代表で皇室へ献穀に行った朽木勝之さんによると、さまざまな品種を作る米農家でも、「天のつぶ」を“主食”にしている人が増えているとか。

「東京駅のdancyu食堂で天のつぶが提供されると聞いて驚いています。食いしん坊の人たちが集まるお店なのでしょ。手塩にかけて育てた子供たちがハレの舞台に立つのを見守るような気持ちです。きっと美味しいおかずが並ぶのでしょうが、天のつぶもしっかり噛みしめてください。そして気に入ったら、ぜひおかわりしてくださいね」と赤坂さん。

小坂アグリの皆さん
「dancyu食堂で、そして家庭の食卓で天のつぶを味わってください!」と小坂アグリの皆さん。

店舗情報店舗情報

dancyu食堂
  • 【住所】東京都千代田区丸の内1丁目9番1号 JR東日本東京駅 八重洲北口改札外 グランスタ八重北1階
  • 【電話番号】03‐6810‐0525
  • 【営業時間】11:00~23:00(閉店)
  • 【定休日】無休(施設に準ずる)
  • 【アクセス】東京駅直結

お問い合わせ情報お問い合わせ情報

福島県農林水産部農産物流通課

文:大沼聡子(dancyu食堂)、鈴木桂水(福島県国見町) 写真:海老原俊之(dancyu食堂)、鈴木愛子(福島県国見町)

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