ネパールのヒマラヤ鍋、ハワイのロコモコやガーリックシュリンプがテイクアウトで楽しめる! 東京にある世界各国のテイクアウト料理をおいしく&手軽に味わえるTaste of World。旅気分を味わえて、お店の支援にも繋がる取り組みだ。テイクアウトボックスを開けて、異国の味わいを召しあがれ!
1978年に長野県上田市で創業、1980年には東京へ進出して約40年。以来、長きにわたり多くの人から愛される恵比寿「クンビラ」の名物料理が、このヒマラヤ鍋だ。
味の要となるのは、骨付き鶏と天然ウコンやヒマラヤ天然ブラック岩塩など、多彩なスパイスを2日間じっくりと煮込んだチキンスープ。「現地でもよく使われる伝統的なスープで、店ではネパール人の母が創業時につくった味がベースになっています」とはマネージャーの出口美保さん。
ヒマラヤ鍋は日本人にもなじみやすいように鍋スタイルで提供するオリジナル料理だが、味わいはネパールの味そのもの。あっさりとしながらもコラーゲンを含んだスー プがしみ込んだ鶏の半身に、豊富な野菜と山菜が一度に味わえるヘルシーな逸品。クンビラが掲げる「医食同源で体に美味しく楽しく」を、ヒマラヤ鍋が体現している。
日系移民の祖母を持つリョージ・ソラナカさんは、本場のハワイ料理を日本に広めようと、 2003年に東京・赤坂に店を開いた。現在は、リョージさんがハワイで、妻のもとこさんが東京で、それぞれハワイの味を守っている。リョージさんによると、ハワイの家庭料理はさまざまな国からの労働者が持ち込んだミックススタイル。「代表的なハワイ料理のロコモコも現地では野菜はのせません。挽き肉とご飯だけ。そこに醤油をかけて混ぜて食べるなど、気取らない料理なんです」とのこと。今回のファミリープレートは、そうした庶民の味の詰め合わせだ。
「普段の食材で、手早くお腹いっぱいになる料理をみんなで楽しく食べるのが、ハワイ流」とは、もとこさん。気軽に旅行できない今こそ、料理を中心に家族が集まるいい機会。ハワイの思い出話に興じたい。
写真:中田浩資、大谷次郎 コーディネーター:茂庭 翠