dancyu本誌から
dancyu3月号「日本酒2021」絶賛発売中!

dancyu3月号「日本酒2021」絶賛発売中!

今年もやります日本酒特集!今回は30年の“深化”に迫り、いまこそ史上最高の呑みどきと言える日本酒の魅力を余すところなくご紹介します!

酒を呑む悦び

表紙
P12+13
P56+57
p81
dancyu2021年3月号
この原稿を書いている時点では、東京の飲食店は酒の提供は午後7時まで、営業は午後8時までと要請されています。在宅勤務の方も増えていると思いますが、僕は基本的に毎日出社しています(雑誌は紙のゲラなどを見ながら制作することもあり、オンラインだけではできないのです……)。
仕事をしていて、ふと気がつくと6時過ぎ。さて、どうする。仕事を切り上げて近くの店に行って7時までサクッと呑むか。諦めて仕事を続けるか。でも、遅くなってしまい、酒なしで食事だけというのもちょっと寂しい……。もちろん、家に帰って呑めばいいのですが、このような状況では、できるだけ町場で頑張っている店に行って呑み食いしたい。そんな気持ちもあり、夕方になると心が乱れ逡巡する日々です。
だから、たまたま仕事が早く終わって少しだけゆっくり呑めたとき、あるいは休日の夕方に家で料理をつくりながら呑み始めたとき、酒がより旨く感じられるようになりました。
なかなか自由に呑み食いができない状況、ストレスとフラストレーションが溜まりやすい日々ですが、でもだからこそ、いつもより酒を呑む悦びを感じます。いろいろ大変だけど、美味しい酒を楽しめることに対する感謝も含めて。
そういえば、生まれて初めてどこにも出掛けなかった正月に、家でお節をつまみながら呑んだ日本酒は、体にも心にも沁みました。

dancyu編集長 植野広生
dancyu2021年3月号
dancyu2021年3月号
特集:日本酒2021

A4変型判(200頁)
2021年2月5日発売/ 980円(税込)
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写真:宮濱祐美子