編集長・植野の食日記~日々こんなものを食べています~
TOKYO FM「食べるラジオ」で玉ねぎのこと|編集長・植野の食日記 9月19日(土)

TOKYO FM「食べるラジオ」で玉ねぎのこと|編集長・植野の食日記 9月19日(土)

植野がナビゲートするTOKYO FMの番組「食べるラジオ」(毎週土曜22時30分~)では、毎回、料理や食材をテーマに“美味しい話”を繰り広げるほか、この「食日記」でも番組内容と関連した話を紹介します。9月19日の放送では、市村正親さんをゲストに「玉ねぎ」について熱く語りました。

市村正親さんと玉ねぎの素晴らしさを語る

俳優・市村正親さんは素敵な人です。時折、食事をご一緒させていただくのですが、本当に楽しいひとときになります。「これ、美味しいね!」と子供のようにはしゃぐ市村さんを見ていると、こんな大人になりたい!と思います(実際は、ダジャレ合戦になることが多いのですが……)。肉料理を食べることが多いので、トークテーマも「肉がいい」とおっしゃるのかと思っていたら、「玉ねぎにしようよ!」と意外なお答え。「だってさ、玉ねぎって凄いよね。さまざまな料理でいろいろな味わいになるし。どんな料理も美味しくしてくれるからね」。
確かに、玉ねぎは偉いですね。そういえば、一人暮らしをしていた学生時代、常に玉ねぎがありました。炒めた玉ねぎを即席麺にのせただけで、ちょっと料理っぽくなるし、コンビーフと炒めたり、ツナと玉ねぎの醤油味パスタもよくつくりました。

先日、神戸を訪れたときに、ふと思い出して「A‐1」というステーキ専門店に行きました。30年程前に行った時とまったく変わらない雰囲気。カウンターの上に整腸剤の大瓶がドーンと置いてあるのも同じ。でも、「こんなにのっていたっけ?」と驚くほど大量の玉ねぎスライスがステーキの上に。火が通っていない生の玉ねぎなのでちょっといかがなものか、と思いつつ食べ進めると、肉の熱さで徐々にしんなりとしていき、さらにステーキソースと絡んでまろやかな味に。とはいえ、生の玉ねぎの辛味とフレッシュな食感が残っていて、肉の旨味を引き立ててくれました。
そういえば、30年前も同じ感想であったことをふと思い出しました。やはり、長年同じスタイルを続けるということは、それなりの理由と確信があるからですね。

神戸「A‐1」のひれステーキ
神戸「A‐1」のひれステーキ。出されたときには肉が見えないくらい大量の玉ねぎがのっています。玉ねぎをよけると下にはどーんとヒレ肉が。パセリバターの風味とも相まって全体がまろやかな味わいになります。30年前と同じ感動でした。やはり、玉ねぎは凄い!
神泉のイタリアン「オルランド」の豆の煮込み
神泉のイタリアン「オルランド」の豆の煮込み。
青山のレコードとナチュラルワインと鉄板焼きの店「赤い部屋」の冷奴
青山のレコードとナチュラルワインと鉄板焼きの店「赤い部屋」の冷奴。
新橋の「みぼうじんカレー」の野菜炒めカレー
新橋の「みぼうじんカレー」の野菜炒めカレー。「オルランド」と「赤い部屋」は豆や豆腐に玉ねぎがのることで、「みぼうじん」は炒め物の中に玉ねぎが入っていることで、それぞれメインの味わいを引き立てています。

「食べるラジオ」TOKYO FM 毎週土曜22時30分~22時55分OA

※ノーカット版は、TOKYO FMの音声コンテンツサイト「AuDee(オーディー)」で聴けます。
https://park.gsj.mobi/program/show/50786

番組へのメッセージはインスタグラム@taberuradioにお願いします。

文:植野広生