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肉汁ほとばしる塊ハラミが楽しめる「KABUN-CHIKA」|本気で旨い東京焼肉④

肉汁ほとばしる塊ハラミが楽しめる「KABUN-CHIKA」|本気で旨い東京焼肉④

赤坂にある「KABUN-CHIKA」では塊ハラミことハラミステーキが楽しめます。しっかりこんがり焼き上げたハラミは食欲を刺激します!

噛み締めると広がる肉々しい旨味

元プロサッカー選手の主人・李久和さん(左)と店長の李相英さんの名コンビによる清々しいサービスも同店の人気が上がる理由の一つだ。
甘辛の薬念ダレと白菜のシャキシャキ感がクセになる“浅漬けキムチ”(手前)と酸味が後をひく“水キムチ”各590円は必食。

主人の李久和さんの確かな目利きで仕入れる芝浦直送の新鮮なホルモンと多彩なサイドメニューで人気の赤坂「かぶん」。その2号店が、2016年8月にオープンした「カブンチカ」だ。
開店当初からホルモンはもとより、イチボ、ランプ、カイノミと赤身を中心とした精肉類の品揃えも、1号店にもまして充実。だが、そこはやはり内臓に強い同店のこと、とりわけ存在感を放つのがご覧の一品である。
「ハラミは厚みのある部位を使ってい ます。そのほうが味が濃く塊感もありますから」。そう語る李相英店長が手にするハラミは深い小豆色。適度にサシが入ってはいるが、いかにも肉の味をしっかり感じられそうな面構えだ。
これを店の人に教えを請いながら、客自らが育てるが如く焼いていく過程も美味しさの要素。こんがりと焼き上がり、厨房でカットされて再登場するそれは、ほぐれるような食感と炭火なればこその芳ばしさが持ち味だ。

塊ハラミことハラミステーキ150g3500円。焼き上がった肉は、厨房で綺麗にカットして提供してくれる。噛みしめると広がる野性味豊かな肉汁がたまらない。
ここがニクい!
「繊維質がやや粗いハラミは、強めの炭火で周りを焦がすような気持ちで焼くのがコツ」とは主人の李さん。10分ほどコロコロしながらしっかりこんがり焼き上げよう。
2016年8月開店。ハラミは全4種。食べ比べも面白い。生ビール680円。

店舗情報店舗情報

KABUN-CHIKA
  • 【住所】東京都港区赤坂5-1-1 HK赤坂5丁目ビル地下1階
  • 【電話番号】03-6441-3288
  • 【営業時間】18:00~翌2:00 (L.O.)土曜、祝日は17:00~23:00(L.O.)
  • 【定休日】日曜
  • 【アクセス】東京メトロ「赤坂駅」より2分

文:森脇慶子 写真:徳山喜行

※この記事の内容はdancyu2017年10月号に掲載したものです。