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美味しくフードロス削減!コロナ禍で行き場を失った"比内地鶏の焼き鳥"

美味しくフードロス削減!コロナ禍で行き場を失った"比内地鶏の焼き鳥"

日本三大地鶏の一つ、秋田県の比内地鶏。新型コロナの影響で焼鳥屋や料理屋が臨時休業し、大量の比内地鶏が行き場を失った。そんな比内地鶏を食べて応援する特別企画。自宅でも格別に美味な焼き鳥を楽しめる!

殿様への年貢だったほど美味な比内鶏から生まれた比内地鶏

約400年前、秋田県北部で飼育されていた大型地鶏と軍鶏の交配による産物が比内鶏と考えられている。江戸時代、比内鶏はキジやヤマドリに似た風味と香気があり、その美味が故に、年貢として城主に納められていたほどだ。
昭和17年、種としての学術的な価値が認められ、国の天然記念物にも指定された比内鶏。しかしながら、成長が遅く、体が小さく、病気にも弱いことから、養鶏業者に敬遠され、その数は著しく減少した。
そこで秋田県畜産試験場が、昭和48年から品種改良に取り組み、育種選抜された秋田比内鶏を父に、米国産ロードアイランドレッドを母に交配した一代雑種を確立し、それが現在の比内地鶏となった。

比内地鶏の焼き鳥

秋田県比内地鶏ブランド認証制度では、国の基準(特定JAS)を上回る生産・管理基準が定められている。今回の比内地鶏は全てメスなので、以下の基準になる。

  • 秋田比内鶏(雄)とロード種(雌)の交配による一代交雑種 であること
  • 飼育期間:雌の場合、ふ化日から150日間以上飼育していること
  • 飼育方法:28日齢以降、平飼いまたは放し飼いで飼育していること
  • 飼育密度:28日齢以降、1平方メートル当たり5羽以下で飼育していること

国の定める地鶏の飼育日数の下限は80日、飼育密度の上限は10羽であるから、比内地鶏が非常に飼育コストの掛かる鶏であることがわかる。それだけコストを掛けても見合うだけの食味に価値があるが故に、地鶏界の頂点に君臨する品種の一つとなったわけだ。

150日以上飼育した比内地鶏のメスを焼き鳥に

正肉・つくね・砂肝・いかだの串を各5本。2人では食べきれないほどの量、3人でもかなりの満足感ある量だ。自宅で料理する焼き鳥としては最高レベルの品質!BBQの一品であれば、名脇役としての存在感は素晴らしいはずだ。

正肉串
正肉串
つくね串
つくね串
砂肝串
砂肝串
いかだ串
いかだ串

濃厚な肉の味はもちろん、脂の香りも旨味も格別。比内地鶏を味わうには、タレではなく塩がおすすめ。さらに、炭火を熾し、自宅に焼鳥屋空間を作って楽しめば、最高に楽しく、美味な時間を過ごせるはずだ。

比内地鶏の焼き鳥
比内地鶏の焼き鳥4種
正肉串・つくね串・砂肝串・いかだ串各5本
5,200円(税込・送料別)

※秋田の大門商店からお届けします。

文:(株)食文化 萩原章史

dancyu.com

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