カメラマンが、いつかまた食べたい料理
マテ貝のワイン蒸し、ミルクティー、鶏刺し｜カメラマンが、いつかまた食べたい料理
マテ貝のワイン蒸し、ミルクティー、鶏刺し｜カメラマンが、いつかまた食べたい料理
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- 連載 : カメラマンが、いつかまた食べたい料理
カメラマンの平松唯加子さん。今、食べに行きたい、会いに行きたい料理はなんですか？と聞くと……。
平松唯加子さんが食べに行きたいのは――。
スペイン・バルセロナのマテ貝のワイン蒸し
旅行先のスペイン、バルセロナで出会った料理。シンプルに新鮮なマテ貝がワインに蒸されて塩・胡椒での味付け。ふっくらとしかも歯ごたえがあり、とても甘く、砂じゃりじゃりを気にせず海を味わう。考えただけで口の中にマテ貝の味が鮮明に蘇る。日本でマテ貝を買って再現してみたものの同じ味にはならず、やはり、バルセロナの夏、太陽、空気、香りがあっての料理だと実感。将来バルセロナに住むことになった時には？、マテ貝の旬の季節に思う存分食べてみたい。
スリランカ「ヘリタンス カンダラマ」のミルクティー
スリランカ出身の建築家ジェフリー・バワがジャングルの中に建てたスペシャルなホテル、「ヘリタンス カンダラマ」の朝食で頂いた絶品ミルクティー。熱帯の生ぬるい暑さの中での紅茶とミルクに、ほんのわずかに感じるスパイスが効いたドリンク。日本の濃いミルクと違って、茶葉の味を邪魔しない淡白なミルクがミルクティーを飲んでいるというよりも、まだ味わったことがない紅茶に出会った驚きを隠さずにはいられなかった。自然と一体化したホテルのサンサンと朝日がさしこむ朝食場所で、前方には湖、その向こうには世界遺産であるシーギリヤ・ロックを眺めながらミルクティーを片手に至福の時間をもう一度味わいたい。
東京・大井町「若鳥焼き もばら」の鶏刺し
大井町にある「若鳥焼き もばら」の鶏刺し。湯引きと漬けにされた鶏のお刺身。オーナーが朝絞めた鶏を仕入れ、自ら鶏をさばき調理するので新鮮そのもの。鶏なのに白身魚のお刺身を食べているかのような美味しさ。鶏刺しは、もちろん他の食べていないメニューにもチャレンジし、鶏の新たな美味しさを堪能したい。
写真・文：平松唯加子
