日本各地から集めたフルーツ牛乳10本の中から、優しいミルキー感があふれる3本と、昔懐かしい味わいの3本を紹介します!
1975年、栃木県生まれ。文筆家。銭湯が存在しない地域で生まれ育ったこともあり、フルーツ牛乳にはあまり馴染みがなかった。「牛乳への耐性は強くないが、フルーツ牛乳ビギナーとしてフラットな目線で試飲会に臨みます」と意気込む。
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1983年、東京都生まれ。高校生のときに観た、映画「カクテル」のトム・クルーズに憧れてバーテンダーという職を選ぶ。西麻布「Bar Lands End」、石神井「Bar au comptoir」を経て、カクテルとジェラートの店「TIGRATO」を四ツ谷にオープン。フルーツと乳成分の組み合わせが、ジェラートづくりと同じロジックなのかが気になるところ。
1973年、新潟県生まれ。新百合ヶ丘の「ウィーン菓子工房 リリエンベルグ」を経て、現在はフレンチレストラン「ラ・ロシェル 南青山店」でシェフパティシエを務める。「さらっと飲める大人な味わいのフルーツ牛乳を見つけて、デザートづくりに活かしたいです」。
1985年、山形県生まれ。イタリア料理店、ベルギービール専門店を経て、2012年「麦酒屋るぷりん」を銀座に開店。酒の試飲会にしか参加したことがなかったので、フルーツ牛乳の試飲会ではどんな味わいに出会えるのか胸が弾む。
フルーツ牛乳には、生乳の成分を壊さないように殺菌したパスチャライズ牛乳や、信頼する農家さんがつくった新鮮な牛乳など、手間のかかる乳成分が使われていたりする。
優しくまろやかな味わいに仕上げるには、乳成分が必要不可欠なのだ。
フルーツ牛乳にかけるつくり手の想いは、乳成分に詰まっていると言っても過言ではない!
ふんわり、豊かなミルクの香りが印象的な3本をどうぞ。
すっきりとしたフルーツの香りや濃厚なミルク感が特徴のフルーツ牛乳のほかにも、お菓子のような可愛らしい甘味が特徴のものがある。
ひと口飲めば、子供の頃の記憶が蘇る、昔懐かしい甘味が特徴の3本。
――つづく。
文:河野大治朗 写真:馬場敬子