大晦日からでも間に合う!「ポリ袋おせち」
【爆速おせちレシピ】食感が楽しい「数の子、ごぼう、さきいかのごまマヨ和え」

【爆速おせちレシピ】食感が楽しい「数の子、ごぼう、さきいかのごまマヨ和え」

さきいかの旨味がじわじわと効いて、主役の数の子を引き立てます。いろいろな食感が混ざっているから食べ飽きません。荻野恭子さんの目からウロコのおせち論と毎年挑戦したくなる、気楽なおせちづくりを紹介します。

お正月の定番、数の子を食べ飽きないようにとアレンジしていくうちに生まれたレシピです。
何かもうひと味、と思ってさきいかを加えてみたら大ヒット!
数の子は細かくするから、折れ子(切れているもの)でも十分です

おせち

袋の中ですべて完結!「ポリ袋で混ぜる」

ポリ袋

ポリ袋おせち入門編は、材料をすべてポリ袋に入れて、袋の中で混ぜれば出来上がり。ボウルなどの洗い物が出ない、調理台のスペースもとらない、そのまま冷蔵庫に入れられるので、保存容器も要りません。袋の中で、調味料をしっかりなじませることだけがポイントです。田作り、和え物、なますなどが次々出来上がる楽しさに、おせちづくりの概念が変わります。

ポリ袋
荻野式おせちには、スーパーのレジ横にあるような、シャカシャカした手ざわりのポリ袋(高密度ポリ袋)を使います。このタイプは、100~120℃の耐熱性があります。

「数の子、ごぼう、さきいかのごまマヨ和え」のつくり方

材料材料 (2人分)

塩漬け数の子50g
ごぼう1/2本
さきいか30g
★ 【ごまマヨネーズ】
・ 白すり胡麻大さじ2
・ マヨネーズ大さじ2
・ 酢大さじ1/2
・ きび砂糖大さじ1/2
・ 醤油小さじ1

1数の子の塩抜き

数の子は水につけて塩抜きをする(少し置き、4〜5回水を替える)。薄い膜を取って、一口大にちぎる。

数の子の塩抜き

2ごぼうをさきがきにする

ごぼうはたわしでよく洗ってささがきにする。ザルにのせて熱湯を回しかけ、湯をきる。

ごぼうをさきがきにする

3混ぜる

ポリ袋にごまマヨネーズの材料と1、2を入れ、さきいかを細く裂いて加える。ポリ袋の上からしっかりもみ込み、全体をよくなじませる。

混ぜる
完成
さきいかの旨味がじわじわと効いて、主役の数の子を引き立てます。いろいろな食感が混ざっているから食べ飽きません。

教える人

荻野恭子 料理研究家

荻野恭子 料理研究家

和食、フランス料理、中国料理をはじめ、世界65カ国の家庭料理の知恵を備えた料理研究家。アジア諸国で目にしたポリ袋の活用方法に着想を得て、早くからポリ袋調理を提唱。著書に『ポリ袋漬けのすすめ』(文化出版局)ほか多数。

この記事はdancyu2021年1月号に掲載したものです。

dancyu2021年1月号 創刊30周年記念大特集:「おいしいレシピ」100品
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A4変型判(240頁)
2020年12月04日発売/ 980円(税込)

文:岡村理恵 写真:工藤睦子

岡村 理恵

岡村 理恵 (ライター)

群馬県生まれ。出版社勤務を経て独立し、食を中心としたライター・編集者に。料理はもちろん、畑や漁港からスーパーなど食に関わる現場、食卓をつくっている人々に興味あり。