キム・ナレさんの日常ごはん
【甘いたれがクセになる】たれを包んでくるっと丸めて食べる"長ねぎのチヂミ"

【甘いたれがクセになる】たれを包んでくるっと丸めて食べる"長ねぎのチヂミ"

日本でもすっかりお馴染みになったチヂミですが、今回のものは長ねぎをしっかり焼くのが、おいしく仕上げるコツ。つい触ってしまいますが、焼いている間は洗いものなどをしながら、ほったらかしましょう。料理研究家のキム・ナレさんに、気どらないおかずをたくさん教えていただきました。

“長ねぎのチヂミ”のつくり方

材料材料 (2~3人分)

長ねぎ1本
A
・ 小麦粉50g
・ 水60ml
・ 塩少々
大さじ3~4
★ たれ(※1)
・ 玉ねぎ1/2個分(1cm大の角切り)
・ 醤油大さじ3
・ 酢大さじ1/2
・ アガベシロップ小さじ1(砂糖か蜂蜜でも可 ※2)

※1 混ぜて3時間~一晩置く
※2 テキーラの材料でもあるアガベという植物からつくられる甘味料。

1下ごしらえ

ねぎはフライパンの大きさに合わせた長さに切る。さらに縦半分に切り、1枚ずつはがす。

2小麦粉を溶く

ボウルにAを入れてよく混ぜ、①を加えて全体をさっとからめる。

3焼く

フライパンに油大さじ2を入れて火にかけ、②を広げて入れる。ボウルに残った生地を上からかける。

4仕上げ

できるだけ触らず、端を見て焼き色がついてきたら裏に返す。様子を見て油を足し、フライ返しで軽く押しつける。同様に焼き色がつくまで焼く。フライ返しでたたいてみてカリッとしていたら焼き上がり。たれを添える。

仕上げ
鍋を傾け、向こう側からフライ返しを差し込んで手前に返す。「ソウルではチヂミのことをプッチンゲと呼びます」
完成
たれを包んで くるっと丸めて食べます。

教える人

キム・ナレ 料理研究家

キム・ナレ 料理研究家

韓国・仁川(インチョン)出身。服部栄養専門学校を卒業後、地中海料理のレストラン勤務を経て、2015年より韓国料理教室を主宰。雑誌、書籍、テレビなどで料理家として活躍中。近年は、文献から古のレシピを研究することに夢中。

この記事は『四季dancyu 2024春』に掲載したものです。

四季dancyu 2024春
四季dancyu 2024春
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833482615
2024年3月12日発売/1,200円(税込)

文:藤井志織 写真:宮濱祐美子

藤井 志織

藤井 志織 (編集・ライター)

フリーランスで、主に雑誌や書籍、WEB、企業の販促物などで編集や取材、執筆を行うほか、イベントの企画やディレクションを行うことも。担当した書籍に、草場妙子著『TODAY’S MAKE BOOK 今日のメイクは?』、石井佳苗著『DAILY LIFE』、重信初江著『昔ながらのおかず』、オカズデザイン著『マリネ』、nestRobe著『SLOW MADEな服づくり』、小堀紀代美著『LIKE LIKE KITCHENの旅する味』、ウー・ウェン著『100gで作る北京小麦粉料理』などがある。