おうち薬膳レシピ
【長ねぎ丸ごと1本使い切りレシピ】甘味がうれしい便利な副菜「長ねぎ、ちくわ、ひじきの炒め煮」

【長ねぎ丸ごと1本使い切りレシピ】甘味がうれしい便利な副菜「長ねぎ、ちくわ、ひじきの炒め煮」

長ねぎの根元から葉先まで余さず使いきる一品です。炒め煮にすることでねぎの甘味が引き出され、たっぷり食べられます。多めにつくれば、お弁当やおつまみにもさっと使えて便利。簡単につくれる薬膳レシピを料理家の齋藤菜々子さんに教えてもらいました。

おうち薬膳にうってつけの食材その②「長ねぎ」

生薬として使われるのは白い部分ですが、青い部分も臭み取りや具材として使います。体を温める「温熱性」の食材で冬が旬ですが、気(生命維持のために必要なエネルギー)の巡りを促すので、活動的になる春にもお薦め。

長ねぎ、ちくわ、ひじきの炒め煮”のつくり方

材料材料 (つくりやすい分量)

長ねぎ2本(240g)
ちくわ2本
芽ひじき8g
胡麻油大さじ1
A
・ 水50ml
・ 酒小さじ2
・ みりん小さじ2
・ 塩小さじ1/2

1下ごしらえ

ねぎは白い部分と青い部分に切り分け、白い部分は幅5mmの斜め切り、青い部分は斜め薄切りにする。ちくわは縦半分に切り、幅5mmの斜め切りにする。芽ひじきはたっぷりの水で袋の表示通りに戻し、ザルにあげて水気をきる。

下ごしらえ
青い部分も白い部分も斜めに切り、柔らかく煮てすべて味わう。

2炒め煮する

フライパンに油を中火で熱し、ねぎとちくわを炒める。ねぎがしんなりしたら芽ひじき、Aを加え、ときどき混ぜながら汁気が少なくなるまで炒め煮にする(冷蔵室で3日保存可能)。

完成

教える人

齋藤菜々子 料理家

齋藤菜々子 料理家

「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、雑誌、書籍、ウェブなどを中心に、身近な食材を使った家庭で実践しやすい薬膳を提案。『基本調味料で作る体にいいサラダ』(主婦と生活社)、『整いカレー』(文化出版局)、『レンチン薬膳ごはん』(家の光協会)など多数

この記事は『四季dancyu 2024春』に掲載したものです。

四季dancyu 2024春
四季dancyu 2024春
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833482615
2024年3月12日発売/1,200円(税込)

文:佐々木香織 写真:安彦幸枝

佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。