
生姜の辛味がピリリと効いた大人のなめ茸。薄切りにすることで生姜の存在感が増します。ご飯にかけるほか、うどんやパスタにのせたり、目玉焼きや卵焼きと合わせても。簡単につくれる薬膳レシピを料理家の齋藤菜々子さんに教えてもらいました。
香りがよいので、和洋中を問わず、料理のアクセントになります。生で食べれば、発汗を促し、体の毒素を排出します。加熱すると体を芯からじんわり温めます。免疫力の向上も期待できます。
生姜 | 3片(30g) |
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えのき茸 | 1袋(200g) |
A | |
・ 水 | 100ml |
・ みりん | 大さじ1と1/2 |
・ 醤油 | 大さじ1 |
・ 酒 | 大さじ1 |
・ 酢 | 小さじ1 |
・ 砂糖 | 小さじ1/2 |
生姜は小さめのごく薄切りにする。えのき茸は根元を切り落として長さを3等分にする。
鍋にA、生姜を入れて中火にかけ、煮立ったら弱めの中火で3分ほど混ぜながら煮る。
えのき茸を加えて中火にし、しんなりするまで混ぜる。煮立ったら蓋をして弱火にし、ときどき混ぜながら水気がなくなるまで15分ほど煮る(冷蔵室で4~5日保存可能)。
「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、雑誌、書籍、ウェブなどを中心に、身近な食材を使った家庭で実践しやすい薬膳を提案。『基本調味料で作る体にいいサラダ』(主婦と生活社)、『整いカレー』(文化出版局)、『レンチン薬膳ごはん』(家の光協会)など多数
この記事は『四季dancyu 2024春』に掲載したものです。
文:佐々木香織 写真:安彦幸枝