おうち薬膳レシピ
【体の毒素を出すパスタ】たっぷり4片を使う"生姜とベーコンのチーズスパゲッティ"

【体の毒素を出すパスタ】たっぷり4片を使う"生姜とベーコンのチーズスパゲッティ"

生姜をたっぷり食べたいので4片使いました。3片はみじん切りにして味のベースに、残る1片はせん切りにしてトッピングに。生の生姜は清涼感があり、チーズとの相性も驚くほどよいのです。簡単につくれる薬膳レシピを料理家の齋藤菜々子さんに教えてもらいました。

おうち薬膳にうってつけの食材その①「生姜」

香りがよいので、和洋中を問わず、料理のアクセントになります。生で食べれば、発汗を促し、体の毒素を排出します。加熱すると体を芯からじんわり温めます。免疫力の向上も期待できます。

“生姜とベーコンのチーズパスタ”のつくり方

材料材料 (2人分)

生姜4片(40g)
スパゲッティ200g
ベーコン2枚(薄切り)
パルミジャーノ・レッジャーノ15g
オリーブオイル大さじ2と1/2
粗挽き黒胡椒適量

1下ごしらえ

生姜は3片を粗みじんにし、1片はせん切りにする。ベーコンは幅8mmに切る。

2スパゲッティをゆでる

鍋に湯2Lを沸かし、塩20g(分量外)を加え、スパゲッティを袋の表示時間より1分ほど短くゆでる。スパゲッティをザルにあげ、水気をきる(ゆで汁はお玉1杯分ほどとっておく)。

3ソースをつくる

フライパンにオリーブオイル、粗みじんにした生姜、ベーコンを入れて弱めの中火にかける。ベーコンが縮んで生姜が軽く色づいたら②のゆで汁を加え、フライパンを大きく揺らして乳化させ、スパゲッティとからめる。

ソースをつくる
ベーコンとみじん切りの生姜は、弱めの火加減で2分ほどじっくり加熱を。ベーコンから脂がじわじわ出て香ばしくなり、生姜は辛味がとんで食べやすくなります。

4仕上げ

器に③を盛り、パルミジャーノ・レッジャーノを削ってかけ、せん切りにした生姜を散らし、胡椒をふる。

完成

教える人

齋藤菜々子 料理家

齋藤菜々子 料理家

「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、雑誌、書籍、ウェブなどを中心に、身近な食材を使った家庭で実践しやすい薬膳を提案。『基本調味料で作る体にいいサラダ』(主婦と生活社)、『整いカレー』(文化出版局)、『レンチン薬膳ごはん』(家の光協会)など多数

この記事は『四季dancyu 2024春』に掲載したものです。

四季dancyu 2024春
四季dancyu 2024春
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833482615
2024年3月12日発売/1,200円(税込)

文:佐々木香織 写真:安彦幸枝

佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。