きじまりゅうたさん&吉田愛さんのおつまみレシピ
【旨味がすごいと賞賛される!】干し椎茸をたっぷりゴロゴロ入れた「メンチカツ」

【旨味がすごいと賞賛される!】干し椎茸をたっぷりゴロゴロ入れた「メンチカツ」

料理家の先輩きじまりゅうたさんと、後輩吉田愛さん。同じお題で、それぞれが自慢のつまみをつくってもらいました!12品目は吉田さんの「干し椎茸入りメンチカツ」。旨味の濃さに驚きます。

お題その5「俺の、私の十八番。」

【吉田】「今日は誰かのためにおいしいつまみを仕込むぞ!」と腕まくりしてつくるメンチカツです。干し椎茸をたっぷり使うこと、時間をかけて玉ねぎを炒めること、手早く全力で挽き肉を練ること。この3つでいつもと違うおいしさに。ふだん家で干し椎茸を食べない友人から「旨味が濃い!」と褒められます。

“干し椎茸入りメンチカツ”のつくり方

材料材料 (6個分)

合い挽き肉300g
干し椎茸大4個
玉ねぎ1個(200g)
少々
サラダ油小さじ2
A
・ 溶き卵1個分
・ 塩小さじ1/2
・ 醤油小さじ1/2
・ にんにく小さじ1/2(すりおろす)
・ 粗挽き黒胡椒小さじ1/2
小麦粉適量
溶き卵1個分
パン粉適量
揚げ油適量
練りがらし適量

1下ごしらえ

干し椎茸は水で戻して水気を軽く絞り、7~8mm角に切る。玉ねぎも7~8mm角に切る。

2玉ねぎを炒める

フライパンにサラダ油を強めの中火で熱し、玉ねぎを入れて塩をふり、きつね色になるまで5~6分炒めて冷ます。

玉ねぎを炒める
特別な日は玉ねぎを丁寧に炒めて、甘味と香ばしさを引き出します。

3衣をつける

ボウルに挽き肉とAを入れ、粘り気が出るまでよく練り混ぜる。干し椎茸と②も加えてさらに混ぜる。6等分にして平たい円形に整え、小麦粉、溶き卵、パン粉の順にまぶしつける。

衣をつける
パン粉はふわりとまとわせ、お肉が潰れないように手のひらで優しく押さえます。

4揚げる

揚げ油を170℃に熱し、③を入れて6分ほど揚げる。器に盛り、練りがらしを添える。

揚げる
じっくり揚げて中まで火を通します。多めの油で揚げるほうがおいしい!
完成

教える人

きじまりゅうた 料理研究家

きじまりゅうた 料理研究家

祖母も母も料理研究家という家庭で生まれ育ち、自身も同じ道へ。左党の血もしっかり受け継いでいる。家飲みはもちろん、気のおけない仲間との外飲みも大好き。つまみ系著書に『毎日絶品!「サバ缶」おつまみ』(青春出版社)などがある。

吉田 愛 料理研究家

吉田 愛 料理研究家

料理家のアシスタントや和食店での修業を経て、料理家として独立。佳肴がありそうな居酒屋を発見すると、一人でも果敢に暖簾をくぐる行動派。大の日本酒党で唎酒師の資格を持つ。つまみ系著書に『温故知新和食つまみ』(成美堂出版)。

この記事は『四季dancyu 2023 冬』に掲載したものです。

四季dancyu 2023 冬
四季dancyu 2023 冬
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833482431
2023年12月13日発売/1,200円(税込)

文:佐々木香織 写真:伊藤徹也

佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。