きじまりゅうたさん&吉田愛さんのおつまみレシピ
【鰻屋でひらめいた!】さつま揚げを甘~い卵焼きで巻く「う巻き」ならぬ「さ巻き」

【鰻屋でひらめいた!】さつま揚げを甘~い卵焼きで巻く「う巻き」ならぬ「さ巻き」

料理家の先輩きじまりゅうたさんと、後輩吉田愛さん。同じお題で、それぞれが自慢のつまみをつくってもらいました!9品目はきじまさんの「さ巻き」。うなぎを巻いた卵焼き「う巻き」が元ネタ。

お題その4「練り物つまみ」

【きじま】さつま揚げが好きすぎて、スーパーに行くとかなりの頻度で買います(詳しくは『四季dancyu23年夏号』に)。鰻屋で「う巻き」を食べたことを思い出して試したのがコレ。だし巻きだとさつま揚げの甘味と合わなかったので、甘い卵焼きで巻いたら、めちゃくちゃ焼酎に合う味に!

“さ巻き”のつくり方

材料材料 (2人分)

さつま揚げ小3枚(50g)
3個
きゅうり1/2本
柚子胡椒適量
サラダ油適量
A
・ 砂糖大さじ1
・ 醤油大さじ1/2
・ 塩少々

1卵を溶く

卵は割りほぐしてAを混ぜる。

2きゅうりをすりおろす

きゅうりはすりおろして汁気をきる。

3卵焼きを焼く

フライパンに油を多めに入れて中火にかけ、キッチンペーパーでサラダ油を全体にのばす。①の卵液を少量注いで広げ、固まってきたら中央より少し奥にさつま揚げを横に並べ、卵を手前に折りたたむ。卵焼きをつくる要領で残りの卵液も流し入れて焼く。

4仕上げ

③を取り出し、あれば巻きすで形を整えてから食べやすく切る。器に盛り、②と柚子胡椒を添える。

完成

教える人

きじまりゅうた 料理研究家

きじまりゅうた 料理研究家

祖母も母も料理研究家という家庭で生まれ育ち、自身も同じ道へ。左党の血もしっかり受け継いでいる。家飲みはもちろん、気のおけない仲間との外飲みも大好き。つまみ系著書に『毎日絶品!「サバ缶」おつまみ』(青春出版社)などがある。

吉田 愛 料理研究家

吉田 愛 料理研究家

料理家のアシスタントや和食店での修業を経て、料理家として独立。佳肴がありそうな居酒屋を発見すると、一人でも果敢に暖簾をくぐる行動派。大の日本酒党で唎酒師の資格を持つ。つまみ系著書に『温故知新和食つまみ』(成美堂出版)。

この記事は『四季dancyu 2023 冬』に掲載したものです。

四季dancyu 2023 冬
四季dancyu 2023 冬
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833482431
2023年12月13日発売/1,200円(税込)

文:佐々木香織 写真:伊藤徹也

佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。