手づくりおやつの時間です
自家製"トリュフチョコレート"のつくり方

自家製"トリュフチョコレート"のつくり方

丸めたチョコレートに、直接ココアパウダーをまぶしてもよいですが、ひと手間かけて溶かしたチョコレートでコーティングをすると、薄いチョコレートの膜ができ、カリッとした食感が楽しめます。心沸き立つ手づくりおやつのレシピを菓子研究家の本間節子さんに教えてもらいました。

“トリュフチョコレート”のつくり方

材料材料 (12個分)

製菓用チョコレート110g(セミスイート ※1)
豆乳40ml(※2)
はちみつ10g(または水飴)
ラム酒5ml
★ コーティング用
・ 製菓用チョコレート90g(セミスイート)
ココアパウダー20~30g(無糖)

※1 製菓用チョコレートはカカオ分50~60%くらいのもの。手に入れやすい板チョコを使う場合はビターなタイプが最適。またはビターとミルクを半々で使う(ミルクだけでは固まりにくい)。
※2 豆乳の代わりに牛乳または乳脂肪分37%程度の生クリームを使ってもよい。

1チョコレートを溶かす

耐熱ボウルにチョコレートを入れ、ラップをふんわりとかけて300Wの電子レンジで2分ほど加熱する。余熱で完全に溶けるので、加熱しすぎないように注意する。

チョコレートを溶かす

2混ぜ合わせる

①をゴムベラで混ぜ、チョコレートが溶けたところへ、豆乳、はちみつ、ラム酒を順に加えながら混ぜ合わせる。

混ぜ合わせる

3冷やし固める

バットにオーブンペーパーを敷き、②をスプーンですくって12等分に落とす。絞り袋に詰めてこんもりと絞ってもよい。このまま冷蔵庫に入れて冷やし固める。

冷やし固める

4丸く整える

冷えた③を1つずつラップで包み、キュッと絞って丸く整える。

丸く整える

5コーティング用のチョコレートを溶かす

耐熱ボウルにコーティング用のチョコレートを入れ、ふんわりとラップをかけて300Wの電子レンジで1分40秒ほど加熱し、ゴムベラで混ぜて塊がなくなるまで溶かす。ココアパウダーはバットにふるって広げておく。

コーティング用のチョコレートを溶かす

6コーティングしていく

④で丸めたチョコレートを1つずつフォークにのせて⑤のチョコレートにくぐらせ、ココアパウダーの上に置く。コーティング用のチョコレートのボウルは手前に傾けてチョコレートをためておくと作業しやすい。

コーティングしていく

7仕上げ

⑥をスプーンで転がしながらココアパウダーを全体にまぶす。いっぺんにすべてのチョコレートをコーティングしようとせず、3個くらいずつ作業するとやりやすい。完成したトリュフは容器に入れて冷蔵庫で保存する。

仕上げ
完成

教える人

本間節子 菓子研究家

本間節子 菓子研究家

自宅での少人数制のお菓子教室「atelier h」(アトリエ・エイチ)主宰。日本茶インストラクター。洋菓子店勤務、お菓子教室通いなどを経て独立。季節感と素材の味を大切にした、毎日食べても飽きない、普段使いのお菓子を提案。お菓子に合う飲み物、お茶にも造詣が深く、日本茶イベントや講習会などで幅広く活躍。

この記事は『四季dancyu 2023 冬』に掲載したものです。

四季dancyu 2023 冬
四季dancyu 2023 冬
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833482431
2023年12月13日発売/1,200円(税込)

文:鹿野真砂美 写真:森本菜穂子

鹿野 真砂美

鹿野 真砂美 (ライター)

1969年東京下町生まれ。酒と食を中心に執筆するフリーライター。かつて「dancyu」本誌の編集部にも6年ほど在籍。現在は雑誌のほか、シェフや料理研究家のレシピ本の編集、執筆に携わる。料理は食べることと同じくらい、つくるのも好き。江戸前の海苔漁師だった祖父と料理上手な祖母、小料理屋を営んでいた両親のもと大きく育てられ、今は肉シェフと呼ばれるオットに肥育されながら、まだまだすくすく成長中。