体が喜ぶ、発酵ごはん
甘さ控えめでさばの風味が際立つ"糠炊き"

甘さ控えめでさばの風味が際立つ"糠炊き"

さば味噌よりも甘味は控えめ、でも旨味はしっかりとのっています。糠床はあまり酸っぱいものよりも、漬け始めのフレッシュな糠が相性よし。「こんなに糠床っておいしいんだ!」と開眼の味です。体がホッとする発酵食品を取り入れたレシピを、料理研究家の真藤舞衣子さんに教えてもらいました。

“糠炊き”のつくり方

材料材料 (2~3人分)

さば2尾
100ml
みりん100ml
醤油80ml
600ml
きび砂糖大さじ2
糠床150g(※)
生姜1片分(せん切り)

1さばを捌く

さばは頭を落として内臓を洗い取り、3等分に切る。水気を拭き取る。

2煮る

鍋に水、酒、みりん、醤油、きび砂糖を入れて火にかけ、沸騰したらさばを加える。弱火で15分程度煮る。

3糠床を加える

糠床を②に加え、さらに弱火で10分程度煮る。

4仕上げ

器に盛り、生姜をのせる。

完成

教える人

真藤舞衣子 料理研究家

真藤舞衣子 料理研究家

会社員を経て、京都の大徳寺塔頭(たっちゅう)にて1年間生活。フランスに料理留学後、発酵研究家、料理家の活動を開始。雑誌や書籍、料理教室、講演など多方面で活躍。近著に『真藤舞衣子の まいにちおいしい! 豆腐と油揚げ』(高橋書店)がある。

この記事は『四季dancyu 2023 冬』に掲載したものです。

四季dancyu 2023 冬
四季dancyu 2023 冬
A4変型判(120頁)
ISBN:9784833482431
2023年12月13日発売/1,200円(税込)

文:柿本礼子 写真:山田薫