手づくりおやつの時間です
つるん、となめらかな舌触りが心地よい"みたらし団子"

つるん、となめらかな舌触りが心地よい"みたらし団子"

甘じょっぱい、みたらしあんがたっぷりとかかったお団子です。上新粉を使わず、白玉粉でつくるお団子なら、ゆでるだけの手軽さ。心沸き立つ手づくりおやつのレシピを菓子研究家の本間節子さんに教えてもらいました。

“みたらし団子”のつくり方

材料材料 (3~4人分)

★ 白玉団子
・ 白玉粉120g
・ 水110~115ml
★ みたらしあん
・ 醤油大さじ2
・ 砂糖80g
・ 片栗粉小さじ4(または葛粉 ※1)
・ 水120ml(または水出しの昆布だし ※2)
・ 青柚子の皮少々(黄柚子、かぼす、すだちでも)

※1 片栗粉か葛粉かはお好みで。片栗粉を使うと冷めたときにプルンと固まるが、水少量でのばし、加熱し直すと元に戻る。葛粉の場合はのびやかに仕上がる。
※2 水か昆布だしかはお好みだが、昆布だしを使うと少し味が深くなる。

1白玉粉を練る

ボウルに白玉粉と水110mlを入れ、手で練る。粉気が残りまとまりが悪いようなら残りの水5mlを加えてさらに練る。

白玉粉を練る

2丸める

①を24等分(ひとつ10gほど)にして丸める

丸める

3ゆでる

鍋に湯を沸かしたところへ、②をひとつずつ、真ん中を凹ませながら入れる。再沸騰したら、ときどき混ぜながら3分ほどかけてしっかりとゆでる。鍋の大きさにもよるが一度に全部ゆでず、2~3回に分けるとよい。

ゆでる

4冷やす

ゆで上がった白玉団子は氷水にとり、芯まで冷えたら水気をきる。

冷やす

5みたらしあんをつくる

鍋に青柚子の皮以外の材料をすべて合わせて中火にかけ、沸騰したらしっかりと混ぜながらなめらかにし、あんに透明感が出たら火を止める。

みたらしあんをつくる

6仕上げ

器に白玉団子を盛り付けて、みたらしあんをかけ、青柚子の皮をすりおろしてふる。

完成

教える人

本間節子 菓子研究家

本間節子 菓子研究家

自宅での少人数制のお菓子教室「atelier h」(アトリエ・エイチ)主宰。日本茶インストラクター。洋菓子店勤務、お菓子教室通いなどを経て独立。季節感と素材の味を大切にした、毎日食べても飽きない、普段使いのお菓子を提案。お菓子に合う飲み物、お茶にも造詣が深く、日本茶イベントや講習会などで幅広く活躍。

この記事は『四季dancyu 2023 秋』に掲載したものです。

四季dancyu2023 秋
四季dancyu2023 秋
A4変型判(120頁)
2023年9月13日発売/1,200円(税込み)

文:鹿野真砂美 写真:森本菜穂子

鹿野 真砂美

鹿野 真砂美 (ライター)

1969年東京下町生まれ。酒と食を中心に執筆するフリーライター。かつて「dancyu」本誌の編集部にも6年ほど在籍。現在は雑誌のほか、シェフや料理研究家のレシピ本の編集、執筆に携わる。料理は食べることと同じくらい、つくるのも好き。江戸前の海苔漁師だった祖父と料理上手な祖母、小料理屋を営んでいた両親のもと大きく育てられ、今は肉シェフと呼ばれるオットに肥育されながら、まだまだすくすく成長中。