ぷるん、と弾力のある食感から広がるほろ苦さと優しい甘味のハーモニーに、とろけるホイップクリームがアクセントです。心沸き立つ手づくりおやつのレシピを菓子研究家の本間節子さんに教えてもらいました。
初めてコーヒーゼリーを食べた日は、大人の階段をひとつ上った気分でした。コーヒーは深煎り豆を濃いめに淹れると、風味がしっかり感じられるゼリーに。きび砂糖のコクのある甘味が合います。練乳入りのクリームや、シンプルなシロップをかけてもおいしい。
コーヒー豆 | 40g(※) |
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熱湯 | 450ml |
砂糖 | 40g |
ゼラチン | 5g(粉) |
水 | 大さじ1 |
★ 飾り用 | |
・ 生クリーム | 50ml |
・ 砂糖 | 小さじ1(※) |
・ ラム酒 | 小さじ1/2(省いても可) |
※コーヒー豆は深煎りのものを使用。
※砂糖はコーヒーに合わせてコクのあるきび砂糖を使用。
ゼラチンを分量の水の中にふり入れ、ふやかしておく。
分量のコーヒー豆と熱湯でコーヒーをドリップする。ドリップ後の抽出量は約300ml。濃いめに淹れたほうがおいしく出来上がる。
②をボウルに移し、熱いうちに砂糖とふやかしたゼラチンを入れ、泡立たないようにゴムベラで混ぜて溶かす。
③を容器に流し入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やし固める。柔らかめなら3時間ほど、しっかりと固めるなら6時間ほどが目安。
別のボウルに生クリームと砂糖、ラム酒を入れて六分立てにし、固まったゼリーの上にスプーンで盛りつける。もう少し固めに泡立て、絞り袋に詰めて絞り出してもよい。
自宅での少人数制のお菓子教室「atelier h」(アトリエ・エイチ)主宰。日本茶インストラクター。洋菓子店勤務、お菓子教室通いなどを経て独立。季節感と素材の味を大切にした、毎日食べても飽きない、普段使いのお菓子を提案。お菓子に合う飲み物、お茶にも造詣が深く、日本茶イベントや講習会などで幅広く活躍。
この記事は『四季dancyu 2023 夏』に掲載したものです。
文:鹿野真砂美 写真:森本菜穂子